自動車板金・塗装用語集①

修理の前に知っておきたい用語①

板金塗装には、たくさんの専門用語が存在します。知っていると、ご自身の車のこと、修理のことがもっとよく理解できるはず。ここでは、そのほんの一部をご紹介します。

自動車板金・塗装用語集

足付け

塗装面の付着性をよくするため、塗料を塗る前にサンドペーパーなどで磨く作業のこと。この作業を怠ると、塗装面がはがれやすくなったりします。

色むら

吹き付けた塗料が均一に広がらず、ムラのある状態で塗膜になってしまい、着色状態に不連続な部分が残ること。塗装の際に下地処理を怠ると、混ざった不純物が仕上げ塗りを内部から変化させてしまうことがあります。

クリアー

塗装の最終段階に上塗りされる透明な塗装のこと。トップコートとも呼びます。ボディに光沢を与えるツヤ出し効果と同時に、着色層の保護という役割もあり、メタリック系やパール系塗装では必ず施す塗装です。

コンパウンド

塗膜のツヤ出し、足付けを行うための研磨材料。粒状の研磨剤を練り込んだもので、磨くにつれて粒子がつぶれて細かくなり、ツヤが出てきます。研磨剤の粒の大きさによって様々なタイプがあります。

ブリスター

塗膜の表面に小さな膨れが現れる現象。下地の鉄板が錆びていたり、脱脂清掃が不十分だったり、塗装時の空気に水分が入っていたり、様々なことに起因して発生します。