真夏のお手入れ

真夏に合わせた車のお手入れ方法

年々暑さが増しているとさえ感じる日本の夏。8月は、12月に次いで車のトラブルが起きやすい季節です。車自体の不調に加え、車内の温度が上がりすぎてしまうことによる事故やトラブルも少なくありません。暑さから車と人を守るためのヒントをご紹介します。

突然起こる「バッテリートラブル」を防ぐ

夏は、いわゆる「バッテリー上がり」が多くなります。ステレオやカーナビに加え、エアコンをオンにした状態で、渋滞などエンジンの回転数が低い状態に陥ると、電気の使用量が充電料を大きく上回ることになります。つまり、バッテリーへの負荷が異常に大きくなり「バッテリー上がり」が生じるのです。 とはいえ、車内の暑さはなんとか解消したいもの。そこで、バッテリーへの負担をなるべく抑えつつ車内温度を下げるためには、前後の窓を全開にして車内の熱気を逃がしながら走行する、窓を閉めてエアコンを内気循環に切り替える、などの対策が効果的です。

また、「バッテリー上がり」を未然に防ぐには、その予兆を知っておくことも大切でしょう。たとえば、エンジンのかかりが悪い、夜間走行中にブレーキを踏むとライトが暗くなる、オーディオの音がバラつくといった状態は、バッテリーが古くなったり弱くなったりしている証拠です。ガソリンスタンドなどで早めの点検をオススメします。

灼けるような「車内の暑さ」を防ぐ

暑さや熱さから車を守る以外にも、暑さが引き起こす危険からドライバーや同乗者を守る対策も欠かせません。基本的なところでは、サンシェードの活用です。するかしないかでは、車内の温度が15度も違うというデータがありますから、使用しない手はないでしょう。熱がこもりやすいチャイルドシートには、専用の日よけカバーやタオルを掛けておくと、多少の効果が期待できます。

また、ハンドルが熱すぎて握れないという事態を回避するには、専用のハンドルカバーや急速冷却スプレーを常備しておくのも有効です。
気温35度の日に、エアコンを15分間オフにするだけで車内温度は急上昇。熱中症指数は危険レベルに達します。お子さんはもちろん、ペットなどの生き物を車内に残すことは決してしないようにしましょう。