保険を使う? 自費で直す?

修理に保険を使うか否かについて

愛車にキズやへこみが出来てしまったとき、まず最初に、保険を利用して修理することを考える方が多いかもしれません。けれど実際は、事故の状況や車両の状態によって変わります。場合によっては、保険を利用して修理する方が、費用がかかってしまうこともあります。

まずは、保険の種類と等級を確認しましょう

生命保険などとは異なり、自動車保険には等級制度があります。一年間保険を使わなければ、翌年は1等級上がり、逆に保険を使うと、翌年は3等級下がるのが一般的です。
例えば、現在7等級で20%割引の場合、保険を使わなければ翌年は8等級30%割引となります。一方、事故などで保険を使った場合、翌年は4等級割引0%となるのです。

また、通常、自動車保険には免責があります。免責とは、保険会社が責任を免除されること。つまり、その部分については自己負担となります。例えば、免責が5万円で修理などに8万円かかる場合、保険を使って差額の3万円を保険金としてもらうか、等級が下がると3万円以上の保険料の増額が見込まれるから自己負担にするか、という判断が必要になります。

また昨今、一般車両保険に加入するより金銭的負担が小さいということで、車対車+限定A、いわゆるエコノミー車両保険に加入している人が多いようです。これは、ほとんど全ての車両災害を補償される一般車両保険に対し、「自損事故」が補償されない車両保険です。さらに、「あて逃げ」が補償されないというのがこの保険の落とし穴でもありますから、注意が必要です。

修理の前に十分な比較検討をおすすめします

このように、自動車保険に加入しているからといって使わなければ損、ということは決してなく、実際には使った方が損をする場合もあるのです。
修理の際には、修理工場などに相談し、修理金額と保険料の差額などをきちんと計算してから判断することをおすすめします。