2024.12.17
バンパーの修理が必要な時とは?期間・費用の目安や傷を作らない予防策も解説

目 次
バンパーに傷やへこみがあると、修理すべきかどうか悩んでしまうでしょう。とくに、損傷が大きなものではない場合、出費を抑えるために修理を控えたいと考えるはずです。しかし、見た目では大した傷ではないものの、安全性に大きな影響を与えている可能性があります。
この記事では、バンパーの修理はどのような時に必要なのかを詳しく解説します。加えて、バンパーの修理より交換したほうがよい場合や修理を依頼できる業者、修理時の注意点などもあわせて解説しますので、参考にしてください。
バンパーを修理するか交換するかの判断基準は?

修理を検討する際、以下のポイントを確認しましょう。
● 傷の大きさ・深さ
● ダメージを受けた箇所・範囲
場合によっては、交換したほうがよいことも考えられます。それぞれのポイントについて解説します。
傷の大きさ・深さで変わる
バンパーの損傷を修理するか交換するかは、傷の規模や深さによって判断が異なります。たとえば、傷やへこみが部分的で、サイズが小さく浅い場合には、バンパーの該当部分を修理するだけで対応できるケースが多いです。
このような軽度の損傷であれば、部分補修を施すことで、美観を回復し機能を維持できるでしょう。一方、バンパー全体が大きく損傷していたり、裂け目や穴が確認されたりする場合は、より大規模な対応が求められることがあります。
損傷が表面だけでなく、衝撃吸収材やバンパー内部の構造にまで及んでいる場合には、修理では不十分です。このような場合は、交換が必要になると考えたほうがよいでしょう。
内部にいたる損傷を放置すると、車両の安全性や運転性能に悪影響を及ぼす恐れがあるため、早急な対応が求められます。とくに、傷がバンパーの強度を損ねるほど深刻な場合には、業者に検査を依頼することをおすすめします。
専門家が損傷の状態を正確に診断すれば、最適な修理または交換方法がわかるでしょう。損傷の程度に応じた適切な対応を取ることで、無駄な費用を抑えつつ、車両の価値を長く保つことが可能です。
ダメージを受けた箇所・範囲でも変わる
バンパーの修理や交換を選ぶ際には、損傷の範囲や箇所も判断材料となります。たとえば、傷やへこみが修復可能な範囲に収まる場合、通常は修理によって対応が可能です。
しかし、損傷が広範囲に及び、複数箇所に影響がある場合、あるいはバンパー全体にわたる場合は、交換のほうがよいケースも考えられます。修理の場合、かえって費用や労力がかかってしまう可能性があるためです。
また、すべての整備工場がバンパー修理に対応できるわけではありません。修理を選ぶ場合には専門的な技術と設備が必要です。技術的に修理が難しい場合には、外注対応や交換を提案されることもあります。
損傷箇所がバンパー内部の構造や機能に影響を与えている場合、見た目には軽微な損傷に見えても、車の安全性や走行性能に影響を及ぼす可能性があります。自己判断で放置した場合、修理コストが増大するなど、思わぬトラブルにつながるリスクもあるでしょう。
バンパーの損傷は、個人が適切に判断するのは難しいケースが多いです。そのため、早急に専門家に相談するように心がけましょう。専門家にアドバイスを仰げば、費用対効果を考慮しつつ、適切な対応を取ることが可能です。
バンパー修理・交換する際のエーミング作業とは
修理の際「エーミング」という作業が求められる場合があります。ここからは、エーミング作業とは何か、どのような場合に必要になるのかについて解説します。

先進安全装置が搭載されている車種に必要
近年の自動車には、ドライバーの安全を確保するために高度な安全技術が数多く搭載されています。そのなかでも、新型車の多くで採用されているのが衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装置です。
先進安全装置には、車両の周囲を把握するためにカメラやレーダーセンサーが利用されています。実はバンパーにも、このようなセンサーが埋め込まれていることが一般的です。
そのため、バンパーを修理や交換する際には、こうしたセンサーの正確な動作を保証するために「エーミング」と呼ばれる校正作業が求められます。エーミング作業は、センサーやカメラの位置を適切に調整し、誤作動を防ぐための重要な工程です。
作業が不十分な場合、衝突被害軽減ブレーキなどの安全機能が正常に動作せず、安全性が著しく損なわれる恐れがあります。また、センサーは事故や衝撃の影響で微妙なズレが生じる可能性があるため、修理後にエーミングしないと正確な機能を果たせない場合もあります。
このような理由から、先進安全装置が搭載された車両の修理や交換では、エーミング作業は欠かせません。
認証事業者でなければ修理出来ない
エーミング作業は、すべての鈑金修理業者が対応可能なものではありません。エーミング作業を実施するためには、専用の調整機器や専用スペースが必要であるためです。
加えて、こうした専用の機器・スペースを整備したうえで、国土交通省から「自動車特定整備事業」の認証を受けている事業者でなければ実施できません。認証を受けていない業者の場合、バンパー修理や交換後にエーミング作業を外注するケースが一般的です。
とくに、自動ブレーキやセンサー類が搭載されている車両の場合、エーミングの正確性が車の安全機能に直接関わります。そのため、依頼先がエーミング作業に対応しているかどうかは、事前に確認することが必要です。
また、エーミング作業はセンサーやカメラの位置調整や正常動作を確認する工程を含むため、高度な専門技術が求められます。そのため、エーミング作業は2020年に改正された道路運送車両法にもとづき特定整備として定められ、実施には厳格な検査基準も適用されます。
車両が安全性を維持したまま運行できるように実施するのがエーミング作業です。そのため、認証を受けた信頼性の高い事業者のみが担当できる点には注意しなければなりません。
バンパーと車検の関係
バンパーと車検の関係性について、以下4つの観点から解説します。
● 明確な基準はない
● 車幅に変動があると車検が通らない
● 突起やひび割れがあると車検が通らない
● バンパー周辺の損傷で車検が通らないケースもある
それぞれの観点について解説しますので、車検のことも考慮に入れて修理を検討してください。
明確な基準はない
バンパーに関する車検の合否は、ヘッドライトなどの部品と異なり、具体的な検査基準が設けられていません。たとえば、ヘッドライトの場合には光の照射範囲や明るさといった詳細な条件があります。
しかし、バンパーについては、安全性や見た目に関する検査官の主観的な判断で実施されています。そのため、純正のバンパーで大きな損傷がない場合は、問題なく車検を通過するケースが一般的です。
一方、バンパーがひどく破損している場合は、安全性を欠いていると見なされる可能性があります。事故時に歩行者や他の車両に危険を及ぼすような状態であれば、車検に合格できない場合が考えられるでしょう。
車幅に変動があると車検が通らない
車検を受ける際、車幅が基準値を超える場合は注意しなければなりません。バンパーそのものには厳密な検査基準が設けられていないものの、車幅については法的に定められた範囲があるためです。
したがって、経年劣化でバンパーが歪んだり、純正品以外のバンパーを装着して車幅が変わったりした場合は、車検に合格できない可能性があります。具体的に、車幅の許容範囲は基準値からプラスマイナス20mm程度です。
上記の範囲内であれば、特別な手続きなしで車検を通過できるでしょう。しかし、上記の範囲を超える場合には「構造変更申請」が必要となります。申請には、変更箇所の詳細や車両の測定結果などの情報を添付しなければなりません。
とくに、カスタムバンパーや社外品を使用している場合は、装着後に車幅をきちんと確認するとよいでしょう。車幅の変更が基準を超える場合は、早めに申請するか、純正品や基準に適合した部品に交換する必要があります。
車検をスムーズに通過するためには、事前に車両全体の寸法を確認し、必要に応じた対策を講じることが欠かせません。対策を講じておけば、車検時の手間や予期せぬ不合格を防げるでしょう。
突起やひび割れがあると車検が通らない
車検では、バンパーの状態が車両の安全性に直接関わるため、変形や損傷がある場合は注意が必要です。小さなへこみや傷は問題とされない場合もありますが、鋭利な突起ができている場合や大きなひび割れがある場合は、車検に不合格となる可能性が高くなります。
「道路運送車両の保安基準の細目を定める告知」で「自動車の外部表面には、外向きに鋭く突起した部分があってはならない」と定められているためです。鋭利な突起は、事故時に歩行者に危険を及ぼす恐れがあるだけでなく、他の車両にも損害を与える可能性があります。
同様に、ひび割れが発生している場合は、内部部品に影響を及ぼしやすいです。放置するとマフラーの歪みや車体下部の部品損傷、さらにはオイル漏れといった二次的な問題を引き起こす場合が考えられるでしょう。
このような損傷は、安全基準を満たしていないと見なされる原因となるため、早急な修理が求められます。実際、バンパーの損傷によるオイル漏れは深刻な問題であり、車検に不合格となる要因として、しばしば挙げられます。
バンパー周辺の損傷で車検が通らないケースもある
バンパー自体に問題がない場合でも、関連する箇所に損傷が生じていることで車検に不合格となるケースがあります。たとえば、バンパーの破損にともないマフラーが損傷すると、排出ガスが規定濃度を超え、環境基準を満たさないと判断される可能性があります。
また、バンパー損傷時の衝撃でエンジン内部にダメージが及び、オイル漏れが発生するケースも考えられるでしょう。このような状態では、車両全体の安全性や機能性が損なわれるため、車検基準をクリアできません。
とくに、排気系統やエンジンに問題が生じている場合は、修理を怠るとさらなるトラブルを引き起こすリスクがあります。排気システムが不適切に動作すると、燃費の悪化や環境への影響が大きくなるだけでなく、車両性能にも深刻な影響を与える場合もあります。
そのため、車検をスムーズに通過するためには、バンパーだけでなく周辺部品の状態もしっかりと点検することが欠かせません。
バンパーは交換より修理のほうがお得になる?
バンパーは交換より修理のほうがお得になるかどうかは、以下の要素が関係します。
● 塗装・加工作業の有無
● エーミング作業の有無
それぞれについて解説します。
塗装・加工が必要な場合は費用が高くなる
バンパー交換を検討する際、新品のバンパーがそのまま取り付け可能とはかぎりません。多くの場合、新品バンパーには塗装が施されていない状態で提供されるため、車体の色に合わせて塗装する必要があります。
塗装作業には、美しい仕上がりを実現するために高い技術が求められます。そのため、塗装が必要な場合は、費用が高くなるでしょう。
また、必要なセンサー類を取り付けるための穴が開いていない場合もあります。このような場合には、バンパーに加工を施さなければなりません。
センサーやその他の部品を取り付けられる状態にする加工には、技術だけではなく、時間も必要です。そのため、加工が求められる場合も費用が増大することになります。
とくに、社外製のエアロパーツやオプション装備を使用する場合は、専用の取り付け穴を追加したり、部品を固定したりするためのカスタマイズが不可欠です。こうした作業は製造元や取り付け業者の技量によって品質が左右されるため、慎重に業者を選ぶ必要があります。
エーミング作業の有無でも費用が変わる
現在、多くの車には衝突被害軽減ブレーキや駐車支援システムなどの先進的な運転支援技術が搭載されています。このような機能は、車両に取り付けられたセンサーやカメラによって周囲の状況を検知し、安全な運転をサポートするものです。
しかし、先進技術の搭載に欠かせない部品をともなう修理作業では、センサーやカメラの正確な動作を保証するために「エーミング作業」という調整作業が必要となります。エーミング作業には、専用の装備と専門的な知識を持った技術者が不可欠です。
そのため、エーミング作業を実施できる整備工場は限られており、依頼できる業者が限定される点が特徴です。さらに、専用設備の整備や高い技術力を要することから、作業費用が高額になる傾向があります。
実際、センサーが搭載されたバンパーを交換する場合、エーミング作業を含むと修理費用が増加するケースは珍しくありません。また、作業に時間がかかることも多いため、修理全体の期間が長引く要因にもなります。
費用対効果を考える際には、エーミング作業の必要性を確認することが重要です。こうした対応を取ることで、無駄な費用の発生を防ぎつつ、安全な修理を実現できるでしょう。
ピッカーズでは、板金の修理事例について掲載しています。地域と修理事例を絞り込むと希望の修理事例が一覧で確認可能です。修理代金や修理日数も確認できるため、あわせてご覧ください。
バンパーの修理を依頼できる業者
バンパーの修理を依頼できる主な業者は、以下のとおりです。
● ディーラー
● ガソリンスタンド
● カー用品店
● 整備工場
それぞれの業者の特徴について解説します。
ディーラー
ディーラーでのバンパー修理は、純正部品を使用して行われるため、高い信頼性を得られる点が魅力です。メーカーとの密接な関係を持つディーラーでは、専門知識を持ったスタッフが車両の特性を熟知したうえで最適な修理を実施します。
そのため、修理後の仕上がりにおいても高い品質が期待できるでしょう。また、純正部品が用いられるため、耐久性や適合性に優れたパーツが確保され、車両全体の性能や安全性が維持されます。
こうした理由から、安心感を求める場合は、ディーラーでの修理がおすすめです。一方、ディーラーでの修理は、費用が高額になる傾向があります。その要因のひとつが工賃の設定です。
作業時間にもとづく作業点数に、業者ごとに異なる指数を掛け合わせて工賃を算出しますが、使用される指数が他の修理業者より高く設定されるケースが一般的です。また、純正部品は価格が高めであるため、修理にかかる費用全体が増加します。
費用を抑えたい場合は、整備工場や他の修理業者を検討するのも選択肢のひとつです。しかし、高い品質と安心感を重視する場合は、ディーラーで修理するのがよいでしょう。
ガソリンスタンド
一部のガソリンスタンドでは、車両の軽度な修理サービスが提供されています。手軽にサービスを受けられる点が多くの利用者に支持されています。
給油や洗車の際にスタッフに気軽に相談できるため、特別な準備をせずに修理の依頼ができるのが魅力です。たとえば、車のバッテリー交換やバルブの交換など、在庫があればその場で対応してもらえるケースも少なくありません。
ガソリンスタンドの利点は、日常的に利用する場所であるため、整備工場よりも気軽に訪問できる点にあります。整備工場に足を運ぶのに緊張や抵抗感を覚える場合でも、普段利用しているガソリンスタンドなら気軽に修理の相談ができるでしょう。
ただし、ガソリンスタンドで対応できる修理内容は限られており、大きな損傷や高度な専門作業には対応していない場合があります。また、すべての店舗で修理サービスを実施しているわけではないため、事前に対応可能かどうかを確認することが欠かせません。
修理可能な店舗を見つけたい場合や自分の車両が対応可能か知りたい場合は、近隣のガソリンスタンドのスタッフに直接問い合わせることをおすすめします。
カー用品店
カー用品店では、軽度なキズやへこみの修理サービスが提供されていることがあります。部品の在庫が豊富であるため、即日対応が期待できる点が利用者にとって大きな利点です。
バンパーだけでなく、他の車両部品の不具合にも対応できる点も魅力です。このように、カー用品店には、幅広いニーズに応えられる柔軟性があります。
修理費用を抑えやすい点も、カー用品店の利点のひとつです。純正部品に比べてコストの低い社外品を使用すれば、予算に合わせて修理できるでしょう。
また、修理の進め方について複数の選択肢を提示されるケースが多く、経済的負担を軽減する方法を選べる点も特徴です。修理の際、簡易的な補修やパーツ交換のどちらが適しているかなど、丁寧に説明を受けられます。
一方で、カー用品店には限界もあります。たとえば、整備工場やディーラーと比べると本格的な修理には対応できない場合があります。大規模な修理や特殊な作業が必要な場合は、対応が難しいケースも考えられるでしょう。
したがって、カー用品店を利用する際には、修理の規模や内容を事前に確認することが求められます。小規模な修理やコストを重視したい人にとって、カー用品店は便利な選択肢といえるでしょう。
整備工場
整備工場には「認定工場」と「指定工場」の2種類があり、それぞれ特徴があります。認定工場は地方運輸局長による認可を受けたもので、一定の基準を満たした分解整備事業を行っています。
一方、指定工場は認定工場のなかでも、とくに技術や設備が高水準に達している工場のことです。そのため、信頼性がより高いのが特徴ですが、その分料金がやや高くなる傾向にあります。
整備工場の利点は、ディーラーと比較して修理費用を抑えられる点にあります。工賃がディーラーより低く設定されているほか、社外パーツの活用が可能であるため、予算を抑えたいなら魅力的な選択肢です。
また、部品の取り寄せが困難な場合でも、柔軟に対応してくれる点もメリットといえるでしょう。一方で、整備工場には事前情報が確認しづらいデメリットがあります。
多くの工場がWebサイトを持たないため、技術力や対応の質を事前に確認するのが難しいケースが少なくありません。とくに、初めて訪れる際は、不安を感じることもあるでしょう。そのため、事前に口コミや評判を調べることが大切です。
バンパーの修理・交換に保険は使える?
バンパーの修理や交換の際、保険は使用できます。しかし、以下の2点については留意しておく必要があります。
● 保険使用により等級が下がる
● 交換前に事故報告が必要
それぞれのポイントについて解説します。
保険使用により等級が下がる
車両保険を利用する場合、保険の等級が下がります。等級が下がると翌年度から保険料が増額され、経済的な負担が長期間続く可能性があります。とくに、等級が複数下がるケースでは、保険料への影響が大きくなるため、注意が必要です。
たとえば、割引率46%である10等級の保険契約者が3等級下がる事故を起こし、車両保険を使ったとしましょう。この場合、翌年には7等級に下がり、割引率が14%まで大幅に減少します。
このようなケースだと、保険料は大幅に増加するため、結果的に修理費用を超える出費を強いられる可能性も考えられるでしょう。等級が4以下まで下がると割増になるため、さらに保険料が高くなる仕組みです。
つまり、軽微な損傷で車両保険を使用すると、保険料の増額分が修理費用を上回り、長期的には損になるケースが少なくありません。そのため、保険を使用するかどうかは、修理費用と保険料増加分を慎重に比較したうえで判断する必要があります。
このように、車両保険を使う際は、短期的な修理費用だけでなく、長期的な保険料の負担も含めた総合的な視点で判断することが重要です。
交換前に事故報告が必要
車両保険を利用してバンパーを交換する際には、事故の状況を正確に報告し、必要な書類を整えることが重要です。とくに「交通事故証明書」が求められる場合があります。
交通事故証明書は、各都道府県の自動車安全運転センターが発行するものです。事故の発生を公的に証明する役割を果たします。
ただし、警察への事故報告がなければ発行されません。そのため、事故が発生した場合は自損事故であっても速やかに警察に連絡することが欠かせません。報告を怠ると、後々の保険申請手続きがスムーズに進まなくなる可能性があります。
また、バンパー交換を修理工場に依頼する際は、保険会社への事前連絡が必須です。事故報告せずに修理を進めると、あとから保険金を請求しても支払われないケースがあります。
保険会社は、損害確認担当者を通じて、破損状況や修理内容を確認し、見積もりにもとづいて修理代金を確定します。こうした適切な手続きを踏み、適切な保険金の支払いが保証される仕組みです。
したがって、車両保険を利用する際は、事故の報告と保険会社との連携が円滑に進むようにしなければなりません。事故直後から迅速に対応し、必要書類を整えたうえで修理を進めることで、不要なトラブルや手続きの遅れを防げます。
車両保険を活用した修理を考えている場合は、事前準備を徹底しておきましょう。
バンパーを修理する際の注意点は?
バンパーを修理する際の注意点は、以下のとおりです。
● 外見の状態だけで判断しない
● 深い傷は自分で直さない
● 業者に依頼するのがおすすめ
それぞれの注意点について解説します。
外見の状態だけで判断しない
バンパーに傷がついている場合、表面の状態だけで問題の有無を判断するのは避けましょう。損傷が軽微に見えても、内部に搭載されたセンサーや安全装置が損傷している可能性があります。
このような故障があると、自動ブレーキなどの安全機能が正常に動作しなくなります。つまり、予期せぬ事故につながる危険性が高まるのです。
バンパーは、外観だけでなく内部の装置も含めて車の安全を支える部品です。表面的な修復で問題が解決したと見なすのではなく、専門の整備工場などで詳しい診断を受けることが必要です。
外見上の傷が小さい場合でも、内部にトラブルが潜んでいる可能性を念頭に置き、正確な点検を受けるよう心がけましょう。
深い傷は自分で直さない
バンパーに深い傷が生じた場合、無理に自分で修理しようとするのは避けたほうが無難です。修理の過程で誤った処置を施すと、傷が拡大するだけでなく、新たな損傷を引き起こす可能性があります。
とくに、元の状態に比べてさらに目立つ傷や変形が生じると、結果として専門業者に依頼した際の修理費用が増大する恐れがあります。深い傷の修復には、高度な技術や専用の工具が必要になるため、自己判断で進めると予想外のトラブルを招くことが少なくありません。
修理が必要な場合は、自力で何とかするのではなく、まずは信頼できる業者に相談してみましょう。
業者に依頼するのがおすすめ
バンパーの傷が浅い場合、自己修理で対応できる場合もありますが、実際には業者に依頼するほうが確実で安心です。
外見の傷だけにとらわれて修理すると、内部の安全装置の不具合に気づかない可能性があります。また、自己修理で失敗すると、修理費用が当初の見積もり以上に膨らむ場合も少なくありません。
バンパー修理の依頼を検討しているなら「ピッカーズ」にご相談ください。ピッカーズでは、自社工場で部分補修を行うため、費用を抑えながら美しい仕上がりを実現できます。
さらに、ガソリンスタンドに併設されているため、給油のついでに気軽に修理を依頼できるのも魅力です。また、全国に約1,400店舗のネットワークがあるため、お近くの店舗までご来店ください。。
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まとめ
バンパーの傷やへこみは、損傷の大きさや深さ、箇所によって修理か交換かを判断します。小さな傷であれば修理で対応できますが、大きな損傷や内部の安全装置に影響がある場合は交換が適切です。
最近の車は先進安全装置を搭載しており、バンパー修理時にはエーミング作業が必要となる場合があります。エーミングは認証事業者でなければ行えません。また、バンパーの状態は車検にも関係し、鋭利な突起やひび割れがあると不合格となる可能性があります。
バンパー修理は、専門業者に依頼するのが安心です。ピッカーズなら、自社工場で部分補修を行うため、低価格でキレイに仕上げます。全国に約1,400店舗を展開し、ガソリンスタンド併設なので給油のついでに気軽にご相談いただけます。
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