2024.12.21
バンパー交換の費用相場は?ディーラーとカー用品店・修理工場で比較!

目 次
バンパーはボディを構成するパーツのなかで最も傷つきやすいといわれています。とくに車高の低い車やエアロパーツを装備している車は、障害物に接触しやすいです。
また、どこかにぶつけたりしていなくても、飛び石や路肩から伸びている草木などが当たって傷つくこともあります。
浅い傷であれば市販のコンパウンドなどを使ってセルフで補修することも可能ですが、傷が深くなれば専門業者による修理が必要です。
専門業者に依頼する際には「いくらくらいかかるんだろう」と、費用に関して心配される方が多くいます。そこで、本記事ではバンパー交換・修理にかかる費用を業者別に解説しています。
バンパー交換・修理の費用を比較【ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド・修理工場】

バンパーの交換・修理の依頼先は、主にディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド・修理工場の4つです。費用による違いの他、各業者によって長所・短所があるため、特徴を理解したうえで依頼先を選ぶことが大切です。
以下では、各業者の特徴と相場費用を解説します。
ディーラー
ディーラーは、特定の自動車メーカーやブランドと特約店契約をした正規販売店です。メーカー・ブランドから直接車を仕入れ、新車・中古車を販売するだけでなく、車検や定期点検、修理などにも対応しています。
ディーラーはメーカーから直接指導を受けており、知識や技術が担保されています。また、メーカーの保証期間が設けられているため、保証期間(範囲)内の不具合であれば無償または割安で交換・修理が受けられるでしょう。
ただし、自社で修理設備を持つところもあれば、提携先の修理設備(業者)に外注するところもあり、どのディーラーに依頼するかによって仕上がりが若干異なります。さらに、保証期間(範囲)外であれば、割高になる傾向にあります。
ディーラーでのバンパー交換・修理費用は、交換の場合5万~10万円、修理の場合は3万~6万円が目安です。
カー用品店
カー用品店は、タイヤやバッテリーなどの車用品や、ドライブレコーダーやカーナビなどの電装品の他、車用アクセサリーや洗車用品などを取り扱うお店です。カー用品店では、アイテムの販売だけでなく、車検や定期点検、修理などにも対応しているお店もあります。
すべてのカー用品店で点検や修理を行っているわけではありませんが、テレビCMなどを放送している大手のカー用品店かつ大型店舗であれば、店舗内に設備を常設しているところがほとんどです。
カー用品店は、さまざまなメーカーの幅広い車種に対応できるよう、汎用性の高い商品を多く扱っていることから、他の業者に比べて費用が抑えられる傾向にあります。また、比較的スピーディーに対応してもらえます。
ただし、消耗品やパーツ交換、傷やへこみ修理といった作業であれば対応してもらえますが、フレームや動力系など複雑な修理には対応していないことも多く、注意が必要です。
カー用品店でのバンパー交換・修理費用は、交換の場合5万~10万円以上、修理の場合は2万~5万円が目安です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、ガソリンや軽油といった自動車・オートバイのエンジン燃料を販売している場所です。定期的に車に乗る方であれば、月に数回程度給油のために訪れることもあり、各業者のなかで最も身近な存在でしょう。一部のガソリンスタンドでは、修理対応を積極的に行っているところもあります。
給油のついでに修理相談・見積もり依頼が可能なため、利便性が高く、カー用品店同様に低価格かつスピーディーな対応をコンセプトとしているお店も多くあります。
ただし、カー用品店と同様に簡易な修理のみ行っていることがほとんどです。またすべての店舗で修理を行っているわけではないため、あらかじめ確認しておく必要があります。
ガソリンスタンドでのバンパー交換・修理費用は、交換の場合5万~10万円以上、修理の場合は2万~5万円が目安です。
修理工場
修理工場は、その名のとおり自動車の修理を専門に行う工場で、地方運輸局長から「自動車分解整備事業者」の認定を受けています。他の業者では請け負えない大がかりな修理にも対応しており、エンジンなどの分解作業も可能です。
修理専門の整備士が在籍しているため、技術力も高く、ディーラーに引けを取らない仕上がりを提供しているところもあります。また、中間手数料がかからない、汎用パーツや中古の再生パーツを使用することが多いなどの理由から費用が抑えられる傾向にあります。
ただし、工場によって技術や設備に差があることも念頭に置いておきましょう。さらに、町の修理工場の場合ホームページを所有していないことも多く、インターネットで事前に情報を得られにくいです。
修理工場でのバンパー交換・修理費用は、交換の場合5万~10万円、修理の場合は1万~4万円が目安です。
こちらの記事では、バンパーの修理について解説しています。修理が必要なタイミングや費用の目安も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
【損傷度合い別】バンパー交換・修理費用の具体例
バンパー交換・修理と一口にいっても、傷の大きさや深さなど損傷の度合いによってかかる費用は大きく異なります。
以下では、実際にピッカーズで行った修理事例をいくつか紹介し、具体的な費用を解説します。
線キズの場合
線キズは、引っ掻いたような線状についた傷のことで、走行中に浴びる砂埃や飛び石、洗車でボディを擦ることでもつきます。小さな線キズであっても、傷から水分が入り込み錆が発生する可能性があるため、早めの修理をおすすめします。
バンパー 線キズ 修理事例1:トヨタ ヴィッツ
傷の大きさ 80cm / 費用 32,000円 / かかった日数 3日
バンパー 線キズ 修理事例2:トヨタ 86
傷の大きさ 10cm / 費用 18,500円 / かかった日数 1日
車種や傷の場所・深さなど条件によっても異なりますが、10cm程度の小さく浅い傷であれば約1日で修理が完了します。
へこみの場合
へこみは、事故や障害物にぶつかることで起こります。バンパーのへこみは見た目が損なわれるだけでなく、車の衝撃吸収力が低下し、車の安全性にも関わるため、早めの修理をおすすめします。
バンパー へこみ 修理事例1:ホンダ フリード
傷の大きさ 30cm / 費用 56,650円 / かかった日数 3日
バンパー へこみ 修理事例2:トヨタ エスクァイア
傷の大きさ 15cm / 費用 38,001円 / かかった日数 1日
ピッカーズでは、へこみの修理も最短1日で完了します。修理事例をご覧になり来店されるお客様も多く、仕上がりには満足いただいております。
エグレの場合
エグレは、バンパーの下地やパネル部分が露出してしまうほどの深い傷です。一見小さい傷であっても塗装ダメージは大きく、放置すると傷が広がる恐れがあるため、早めの修理をおすすめします。
バンパー エグレ 修理事例1:スズキ スペーシア
傷の大きさ 20cm / 費用 31,680円 / かかった日数 1日
バンパー エグレ 修理事例2:スバル インプレッサスポーツ
傷の大きさ 30cm / 費用 38,500円 / かかった日数 1日
ディーラーやカー用品店では5万~6万円かかるような深い傷のエグレも、ピッカーズでは低価格での修理が可能です。無料見積もりで価格の安さをご確認ください。ご来店・お問い合わせをお待ちしております。
ピッカーズでは、板金の修理事例について掲載しています。地域と修理事例を絞り込むと希望の修理事例が一覧で確認可能です。ぜひ、あわせてご覧ください。
バンパーの修理に保険を使うかどうかの判断基準
バンパーを傷つけてしまった時、車両保険を使って修理したいと思う方もいるのではないでしょうか。
事故で車両保険を使用すると、基本的に翌年の等級は3等級ダウンします。3等級ダウンであれば、次年度の契約から3年間は「事故あり」の等級が続きます。
たとえば15等級の契約で事故を起こし、車両保険を使用した場合は、次年度は「事故あり」の12等級、2年後が「事故あり」の13等級、3年後が「事故あり」の14等級、4年目にして無事故の15等級に戻ります。
車両保険は等級による割引があり、等級がダウンすると次年度以降の保険料が3~4割程度アップするため、元の等級に戻るまでの3年間は、高い保険料を支払い続けなければなりません。
バンパーの交換となれば10万円、またはそれ以上の高い費用がかかることもありますが、修理であれば数万円以内に収まることがほとんどです。
保険会社から支払われる修理代と今後支払う保険料の値上げ額を比較し、どちらが経済的にお得か確認したうえで車両保険の使用を検討ください。
また、加入している車両保険の種類によってはバンパーの交換・修理で保険が適用できないこともあるため、注意が必要です。
車両保険は大きく分けて「一般型」と「エコノミー型」があり、一般型は保証範囲が広く・保険料が高い、エコノミー型は保証範囲が狭く・保険料が安いという特徴があります。エコノミー型は、自損事故や自転車との接触事故、相手が確認できない交通事故などでは保険が適用されないケースがほとんどです。
車両保険を使用する前に、どういった種類の保険に加入しているのかも確認しておく必要があります。
こちらの記事では、バンパーへこみの修理代と期間について解説しています。DIYでの修理方法や注意点も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
バンパーの交換費用を抑えるには?
多くの方は、バンパーの交換や修理にかかる費用をなるべく抑えたいと思うことでしょう。
バンパーの交換・修理を抑えるポイントは、中古パーツを使用する・塗装済みパーツを使用する・料金が安い業者を選ぶの3つです。
以下では、各ポイントについて詳しく解説します。
中古パーツを使用する
バンパーの交換・修理には、主にパーツや塗装、作業に対する費用が発生します。なかでもパーツにかかる費用は高く、費用を抑えたいのであれば、中古のパーツを使用するのもひとつの方法です。
中古パーツは、新品パーツと比べて半額近い値段で購入できる場合があります。また、中古のパーツは下処理や付属パーツの組み立てがすでに行われているものもあり、このような場合は作業時間の削減にもつながります。
住んでいる場所によっては、通勤や日ごろの買い物に車が必要不可欠という方もいます。車を修理に出す際は、多くの場合で代車サービスを利用できますが、普段から乗り慣れている愛車は1日でも早く戻ってきてほしいと思うことでしょう。このような方にとって、作業時間の短縮は大きなメリットです。
さらに資源の有効活用にもつながり、環境への配慮やリサイクルへも貢献しているといえます。
塗装済みパーツを使用する
中古パーツのなかには、すでに塗装済みのものも存在しています。すべての中古パーツに該当するわけではないため、費用を抑えたいと思う方で中古の塗装済みパーツが手に入ればラッキーです。
また、塗装済みパーツの使用も費用を抑えられるだけでなく、作業時間を大幅に短縮できます。通常新品のバンパーは塗装されておらず、バンパー交換を依頼してから、ボディに合わせて塗装されるためです。
ただし、中古パーツも塗装パーツも、自分の車に合うパーツが見つからない可能性は大いにあります。販売台数の少ないモデルや、限定色・個性的な色の場合は見つかりにくいでしょう。さらに、中古のため最初から小さな汚れや傷がついていることもあります。
費用を抑えたい・環境に配慮したいなどの理由であれば、中古パーツや塗装済みパーツの使用はおすすめできますが、新品同様ピカピカに交換・修理したいというのであれば、費用をケチらず、新品パーツの使用をおすすめします。メリットだけでなく、デメリットも理解したうえで、中古パーツ・塗装済みパーツの使用を検討ください。
料金が安い業者を選ぶ
前項で解説したとおり、バンパーの交換・修理費用は業者によって相場がまちまちです。そのため、少しでも費用を抑えたいのであれば、料金が安い業者を探してみましょう。
料金の安さをコンセプトとしている業者が多いのは、カー用品店やガソリンスタンドです。ただし、安いだけで選んでしまうと修理の質やアフターサービスなどが欠けてしまっていることもあるため、注意が必要です。修理事例や顧客のレビュー・評判、保証やアフターサービスの有無なども確認したうえで業者選びすることをおすすめします。
ピッカーズでは、電話・ネットで来店のご予約ができます。ネットからのご予約では、希望店舗や来店希望日も選べます。無料でお見積りが可能なため、ぜひご覧ください。
まとめ
バンパーの交換・修理費用の相場は、以下のとおりです。
ディーラーの場合は、交換で5万~10万円・修理で3万~6万円、カー用品店の場合は、交換で5万~10万円以上・修理で2万~5万円、ガソリンスタンドの場合は、交換で5万~10万円以上・修理で2万~5万円、修理工場の場合は、交換で5万~10万円・修理で1万~4万円が目安です。
しかし、業者によってかかる費用には大きく差があり、また仕上がりやサービスなどにも差があるため、費用以外のポイントも考慮して選ぶことをおすすめします。
ピッカーズは、自社工場でバンパーの交換・修理を行うため安さだけでなく、全国に約1,400店舗を有するネットワーク展開のため、さまざまな技術開発・豊富な事例があります。安さ・仕上がり両方求める方にも納得いただけること間違いありません。
見積もりは無料で、ネットから来店予約していただけます。まずは気軽にお問い合わせください。