Picars CAR REPAIRLING COMPANYPicars CAR REPAIRLING COMPANY

  • ご来店予約で¥1,100OFF
  • 見積無料 ネット予約
  • 愛車のキズ・へこみを安くキレイに直すなら、板金(鈑金)修理の全国ネットワーク【Picars/ピッカーズ】

2025.05.15

車の擦り傷修理は自分でできる?メリット・デメリットやプロに任せた方がいい傷の種類も解説

目 次

愛車に擦り傷を付けてしまった場合、軽度であれば修理を自分でしたいと考える方も多いでしょう。自分で行えば、修理費用の節約という大きなメリットが得られます。しかし、目立ってしまったり、傷を悪化させたりなどのリスクもあるため注意が必要です。

本記事では、車の擦り傷修理について、自分で行う際のメリット・デメリットや必要なもの・方法について紹介します。さらに業者にまかせるべき傷についてもまとめました。

車の擦り傷修理を自分でするメリット・デメリット

「ちょっとした油断で、車に傷を付けてしまった…」気を付けていても傷が付いていたというケースもあるようです。小さな傷であれば、自身で修理することも可能です。車の傷を自分で修理すれば、修理費用の節約になるでしょう。

一方で適切に行わなければ、仕上がりの質も大きく損なってしまいます。傷の修理にかかる費用や手順もしっかりと調べなければなりません。まずは、自分で修理する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

車の傷の修理は自分でも可能です。自分で修理すれば、業者を探したり、業者に車を持ち込んだりなどの手間がかかりません。さらに、プロに依頼するよりも大きくコストカットできるのも自分で修理を行うメリットといえるでしょう。

最近では、YouTubeなどで傷修理に関する動画が投稿されています。動画をみながら製品を購入して手順に沿って作業するだけで、小さな擦り傷であれば誰でも簡単に修理できる可能性もあるでしょう。

デメリット

市販されている修理用品は多数あり、どの商品を選ぶべきか分かりづらく、適切にできない可能性があります。ボディカラーに合わない製品を使うと、逆に傷が目立ってしまうかもしれません。

コストを抑えられる半面、きれいに傷が治らなかったり、悪化させてしまったりなどのリスクもあるのです。失敗してしまい、結局プロに依頼する…そうすると、逆に費用がかさんでしまう結果にもなりかねません。

傷消しグッズを購入する際には、口コミをしっかりと調べて使い方もチェックしてから判断しなければならないのです。

車の擦り傷修理を自分でする時に必要なもの

自分で行う場合には、傷の大きさや程度に合わせて必要なものを選ばなければなりません。市販されている車の擦り傷修理用の製品には、コンパウンドや消し用のワックス・タッチペン・スプレー・シール・パテなどさまざまなものがあります。

ここからは、自分で修理をする際に必要なアイテムについて、それぞれどのようなものであるかをご紹介します。修理したい車の傷の程度に合わせて、適切なアイテムを見極めましょう。

コンパウンド

コンパウンドとは、研磨剤のことです。研磨剤の粒子がボディの塗装面を磨き、傷の段差を目立たなくします。軽度の浅い傷に用いられるアイテムとして一般的な修理用製品といえるでしょう。

なお、車用のコンパウンドは研磨剤の粒子の大きさ別にさまざまな製品があります。粒子が大きいもので研磨した後で、細かいもので使用するのが一般的です。この時、傷の状態に合わせて粒子の大きさを選ぶのも大切なポイントといえるでしょう。

ワックス

一般的にワックスといえば、つや出しや撥水のために使用されますが、ワックスのなかには、コンパウンド入りワックスもあります。コンパウンド入りワックスは、別名傷消しワックスとも呼ばれ、薄い傷の縁をなだらかにして目立ちにくくします。

なお、コンパウンド入りワックスは、ボディカラーによって種類が異なります。そのため、ボディカラーに合うコンパウンド入りワックスを選ばなければなりません。付属のスポンジを使うとともに、拭き取りの際には優しく行いましょう。

タッチペン

タッチペンとは、ペンの形状をした塗るタイプの製品です。塗料が入っており、細かい塗料の剥がれを修正できるとされています。タッチペンには、メーカーが販売している純正品と、カー用品を販売するメーカーが販売している社外品があります。

純正品の場合は、ディーラーに注文しなければなりません。ボディカラーに合わせて購入出来る半面、入手までに時間がかかります。社外品は比較的安価で手に入りやすいというメリットがあるでしょう。しかし、ボディカラーと合わないケースもあるため注意が必要です。

スプレー

傷の上からスプレーを吹き付けて傷を目立たなくする方法もあります。なお、塗料スプレーを使う場合には、サンドペーパーや養生用ビニール・マスキングテープが必要です。塗料スプレーは、ムラになりにくく、素人でも使用しやすいアイテムといえます。

また、塗料スプレーを使用する前に、ぼかし剤をスプレーしておくのもよいでしょう。ぼかし材を使用することで、キレイに仕上げることができます。なお、ボディ用の塗料スプレーもカー用品専門店で手軽に購入可能です。

シール

車のボディ専用のシールもあります。貼るだけで、簡単に擦り傷を隠せるでしょう。傷消し用のシールは、メーカーからも販売されています。シールを貼る前には汚れをとること、さらにやすりなどで凹凸を少なくしておく必要があるでしょう。

シールにはさまざまな色や大きさがあり、傷の範囲によって選べます。また、好きな大きさにカットできるのもメリットといえるでしょう。柔らかいため、湾曲部分に貼れるのも大きな魅力といえます。

パテ

パテとは、大きな傷を埋める接合剤です。段差を埋めることができる一方で、浅い擦り傷の修理には不向きといえます。擦り傷程度では使用しないようにしましょう。

深めの傷はパテでの修理が可能です。パテには、薄付けのもの・厚付けのものがあり、大きなへこみの場合には、粘土パテを使用します。パテを使用する場合には、サンドペーパーでの研磨や塗装が必要となります。比較的高度な修理技術が必要となるのも、パテならではの特徴です。

車の擦り傷にあわせた修理方法

車の傷修理製品には、さまざまなアイテムが使用できます。適切な修理を行い、きれいに仕上げるためには、アイテム選びも大切なポイントです。まずは車に付いた傷がどのようなものかを見極めましょう。

ここからは、細かい傷・浅い傷・剥がれの3つのパターンの修理方法について、どの修理用品を使用すべきかをご紹介します。それぞれの傷の特徴や傷の範囲に合わせた修理ツールの選び方、使用の注意点や費用相場についてまとめました。

細かい傷

ドアノブに付いた薄い傷や洗車傷など見た目ではあまり目立たない傷は、コンパウンドで磨いてワックスで仕上げる方法か、コンパウンド入りワックスを使用する方法が適しています。周辺を削って傷を目立たなくする方法です。

コンパウンドやコンパウンド入りワックスを使用する場合には、傷に合わせて研磨剤の種類を選ばなければなりません。粒子の大きさを間違わないようにしましょう。また、スポンジはコンパウンドごとに使い分けることが大切です。

なお、コンパウンドはカー用品店で購入できます。価格相場は500〜3,000円程度です。

浅い傷

浅い傷にもコンパウンドが適しているでしょう。コンパウンドの種類選びに迷ったら、細かい粒子の商品から試してみるのもひとつの手です。なお、コンパウンドが適用できるのは、爪が引っかからない程度のごく浅い傷です。

使用の際には強く擦りすぎないようにしましょう。力を入れすぎると逆に傷が目立ってしまう可能性もあるからです。粒子の大きさが違うコンパウンドを使用する際には、その都度スポンジを変えてください。

コンパウンドを使用した場合は、仕上げにワックスをかけるのも忘れないようにしましょう。

小さな剥がれ

車の塗装が小さく剥がれてしまっている場合には、タッチペンやシールがおすすめです。タッチペンは、傷部分だけ塗装できるため、線傷に適しています。

タッチペンはボディカラーに合うものを選ばなければなりません。ボディカラーは型式表示プレートにナンバーが記されているため、参考にして選びましょう。タッチペンの価格相場は500〜2,000円程度です。

シールで隠すのもよいでしょう。シールは傷の周りの汚れをとって貼るだけで簡単に修理できます。ゆっくりと丁寧に貼るのがポイントです。なお、シールはディーラーでも販売しているケースがあります。価格相場は市販品の場合、500円~2,000円程度です。

こちらの記事では、車の傷消しを自分でやる方法について解説しています。修理手順や注意点も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

車の擦り傷修理を自分でする時のポイント

傷修理を自分でする時には、気を付けなければならないポイントがいくつかあります。ポイントを踏まえて修理をすれば、素人の方でもキレイに仕上げられる可能性が高くなるでしょう。

修理を行う前には、塗装前にボディの構造を理解しておき、本当にできるかどうかを見極めなければなりません。ここからは、知っておきたい車のボディ塗装の構造について詳しく解説します。自分で修理したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

事前に塗装の構造を理解する

車の塗装は一層ではなく何層にもわたっています。そのため、車に付いてしまった傷がどの層まで達しているかを理解しなければなりません。擦り傷がどの層まで達しているのかが分かれば、それに応じた修理を行うことができるでしょう。

車の塗装構造は、3つの層に分かれています。なお、クリア層から車の鋼板までの厚さは0.1mm程度です。クリア層・カラー層・下地層の3つの層について、それぞれの特徴や役割についてまとめました。

クリア層

クリア層は、最上層に施されている透明な層です。クリア層の役割は、光沢を与えることや汚れをつきにくくすることなどがあります。濡れると目立たなくなる場合は、クリア層のみのダメージと考えられるでしょう。

クリア層だけの場合は、コンパウンドやコンパウンド入りワックスのみの処理で修理できます。安価で修理が完了する可能性もあるといえるでしょう。

なお、コンパウンドやコンパウンド入りワックスで処理する場合、力を入れすぎると悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。

カラー層

カラー層とは、ボディカラーとなる塗装の層です。水で濡らしても目立ってしまう場合は、カラー層までに傷が及んでいる可能性があるでしょう。さらにカラー層が剥げて下地の色が見えてしまっているケースもあります。

傷がカラー層に達している場合には、クリア層までの傷に比べて格段に作業の難易度が上がるでしょう。自分でも可能ですが、失敗によるリスクも捨てきれません。不安がある場合には、プロに依頼した方が得策といえるでしょう。

下地

下地は塗装の最下層に当たります。クリア層・カラー層をこえた深い傷であることが予想されるでしょう。修理を行う際には、ただ隠すのではなく、下地処理も必要となるでしょう。このような場合には、ボディのへこみやサビが発生している可能性もあるため、注意が必要です。

下地処理を施すだけでなく、へこみがある場合には、専用の工具も必要となります。素人が行うと失敗してしまうリスクも高いため、無理に行わず、業者に依頼しましょう。

リスクを把握する

車の擦り傷を自分で修理する際には、リスクがあることを理解しておかなければなりません。自分で修理を行う場合のリスクには、傷が浮いてしまったりサビが広がったりなど、傷を悪化させてしまうことがあげられるでしょう。

さらに、自分で修理を行って失敗し、業者に依頼する場合には費用がかさんでしまいます。また、後々行う車の査定に響いてしまうというリスクも捨てきれません。ここで、それぞれのリスクについて詳しくみていきましょう。

傷が浮く

スプレーやタッチペンなど、ボディと同じ色のものを塗装する場合、ボディカラーと合わない色を使用すると傷が浮いてしまいます。

シルバーやホワイトなどの一般的なボディカラーの場合は対応しやすいかもしれませんが、特殊なボディカラーの場合には対応するものが販売されていないこともあるのです。そのため、逆に傷が浮いて目立ってしまう可能性もあるでしょう。

色選びが難しいボディカラーの車の場合には、見た目を損なってしまうリスクもあるため、プロに依頼した方がよいといえるでしょう。

サビが広がる

損傷箇所からサビが発生するリスクもあります。放置すればするほどサビが広がってしまう可能性もあるのです。その傷をスプレーやシールで覆ってしまうと、知らず知らずの間に車を傷めてしまうことにもつながります。

サビを防止するためには、クリア層やカラー層だけでなく、下地層から修理していく必要があるでしょう。深い傷ができてしまった場合には、サビの発生を防ぐためにも、業者に依頼して適切に修理してもらうのが賢明です。

費用がかさむ

修理する際には、さまざまな製品を購入しなければなりません。プロに依頼するよりも安価ではありますが、お金をかけて購入したものの失敗してしまった場合には、費用がかさんでしまう可能性もあります。

傷を悪化させてしまった場合には、本来よりも高い修理費用が必要になることもあるでしょう。車に詳しくない場合や、あまりDIYをしたことがないという場合には、費用がかさんでしまうリスクを防ぐために、初めから業者に依頼するのもひとつの手です。

査定に響く

車の擦り傷の修理は、車買い替え時の査定に響いてしまうことも理解しておかなければなりません。無理に自分で修理して色むらがあったり、傷が広がっていると、査定額が大幅に減額されてしまう可能性もあるでしょう。

将来車の買い替えを検討している場合には、自分で修理を行うのを避ける必要があります。また、修理業者に依頼する場合にも、高い技術を持っているだけでなく、仕上がりのよさにもこだわっている業者に依頼しましょう。

本当に修理できるか再検討する

このように、自分で修理することには、さまざまなリスクがあります。無理に自分で修理を行うと、失敗してしまうだけでなく、コストがかさんでしまうという残念な結果にもなりかねません。

また、将来売却する予定がある場合には、査定額に大きく響いてしまうことも懸念されます。傷の状態を見極めてどの製品を使うべきかしっかりと精査するのはもちろん、本当にできるのかについても再検討する必要があるのです。

リスクを踏まえて自信がないと感じる場合には、業者に依頼しましょう。

修理を自分でしない方がいい傷の特徴

傷を自分で修理する場合には、どの程度の傷かを見極めて適切に修理を行わなければなりません。しかし、傷の程度によっては傷が目立ってしまうだけでなく、本体への影響も考えられます。

とくに塗装が剥げていたり、ボディがへこんでいたり、複数のパーツにわたって傷がついていたりする場合には、素人の修理が難しいといえるでしょう。ここからは、自分で修理を行わない方がよいとされている、車の傷の特徴について詳しく紹介します。

擦り傷以外の傷の種類

車の傷には、擦り傷・線傷・ひっかき傷・へこみ傷などがあります。線傷とは、鍵やキーホルダーなど鋭利で固いものでひっかいた際にできる傷です。線傷は、こすり傷と同じく水で濡らして目立たない場合には、浅い傷と判断できます。

ひっかき傷も線傷のような軽微なものです。猫やカラスなどによってひっかかれた際に傷つくケースもあるでしょう。へこみ傷は、ぶつけたり衝突した際にできる損傷です。塗装だけでなくボディ自体の変形を修理する必要もあるため、業者に依頼するべきでしょう。

こちらの記事では、車にできる傷の種類について解説しています。原因や放置してはいけない方法も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

塗装の剥げが深い

傷が深く、下地もはがれて車体の金属部分が露出している傷は、プロに依頼するべきといえます。なぜなら、サビの処理や発生を防ぐための下地処理が必要になるからです。また、ボディが見えていなくても傷が深い場合には、パテや専用の工具も必要になるでしょう。

薄い傷ではなく、深い傷の場合には工程が多く、費用や時間、手間もかかります。失敗してしまうリスクも高くなるため、最初に業者に依頼したほうがよいといえるでしょう。

へこみ・ゆがみがある

傷だけでなく、へこみやゆがみがある場合も、業者に依頼するのが賢明です。車のへこみやゆがみは、車の安全性を損ねてしまう可能性もあるため注意しましょう。へこみやゆがみがある場合には、板金修理も欠かせません。

板金修理は自分でもできますが、非常に難易度が高く、技術力を持っていなければいけません。間違った処理をすると車を傷めてしまう可能性もあるでしょう。修理業者に依頼して、適切な工具で修理してもらいましょう。

傷が複数のパーツで広範囲に広がっている

傷の範囲が広い場合にも、自身での修理は難しいでしょう。なぜなら、市販の修理用品は小さな傷を対象にしたものが一般的だからです。広範囲にわたる場合は、色むらが発生してしまうことも考えられるでしょう。

具体的に、10cm以上の傷や、複数のパーツに及んでいる場合には、業者に依頼するべきといえます。あまり修理をしたことがないという方はもちろん、慣れている場合でも、広範囲に広がっている傷は難易度が上がるため、注意が必要といえるでしょう。

修理が自分でできない場合の依頼先

修理を自分でできない場合の依頼先には、大きく分けて3種類あります。修理の依頼先には、ディーラーの他、板金工場や整備工場、カー用品店やガソリンスタンドがあります。

ディーラーはその車を専門とした修理ができますが、費用が高額といえるでしょう。また、板金工場や整備工場の場合は技術に差があるのがデメリットといえるでしょう。カー用品店やガソリンスタンドは比較的安価ですが、難しい修理に対応していないケースも少なくありません。

修理の依頼先についてそれぞれ詳しくまとめました。

ディーラー

ディーラーは、その車のメーカーについて熟知しています。一方で、車の販売をメインとしており、多くは契約している修理工場に委託して作業が行われます。高い仕上がりには期待が持てますが、コストがかかってしまうのが大きなデメリットです。

また、パーツが必要になった場合には、純正パーツでの対応となるため、そのぶん費用も割高となります。将来の査定を考えて仕上がりのよさを重視するなら、ディーラーに依頼するのもよいでしょう。

板金工場・整備工場

板金工場や整備工場に直接依頼する方法もあります。しかし、業者によって対応できる傷とできない傷があるため、これまでの修理実績を確認のうえで相談するとよいでしょう。また、工場によって品質が異なることも知っておかなければなりません。

板金工場や整備工場は全国各地に多数あります。そのため、どの板金工場・整備工場に依頼するのかの見極めが大切です。ネットで検索するだけでなく、口コミサイトなども確かめて、予算や希望に合わせた工場を選ぶ必要があるでしょう。

カー用品店・ガソリンスタンド

街のカー用品店やガソリンスタンドでも、傷修理を行っているケースがあります。全国各地に店舗があるだけでなく、給油や洗車の待ち時間を利用して修理の相談もできるでしょう。利便性の高さは、カー用品店やガソリンスタンドならではのメリットといえます。

また、期間限定で修理のキャンペーンをしている場合もあり、安価に修理できることも大きなメリットです。一方で、大きな傷やへこみなどには対応していないケースもあるため、どの程度の傷まで対応してもらえるかしっかりと確認しましょう。

こちらの記事では、車修理をお願いする業者について解説しています。業者ごとの特徴や確認するポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

プロに依頼するメリット・デメリット

自分で修理を行うことは、さまざまなリスクをともなうでしょう。普段あまりDIYをしていない方にとっては、かなりハードルが高いといえます。しかし、業者に依頼すれば、高い技術を持つプロが適切に修理を行ってくれるのです。

また、仕上がりのクオリティが高いのも、業者にする大きなメリットといえるでしょう。ここからは、業者に依頼するメリットやデメリットについて詳しく解説します。プロへの依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

メリット

修理をプロに依頼するメリットとして、確実に修理をしてもらえることがあげられます。さらに、クオリティが高く、素人にはない仕上がりの美しさが期待できるでしょう。

自分でできない擦り傷修理も適切に修理してもらえます。なかなかないボディカラーの塗装に関しても、絶妙な色合いまで調色可能といえるでしょう。傷が深い場合やへこみやゆがみがあった場合も、高い技術を持つ業者にまかせれば新品のような仕上がりが実現可能です。

デメリット

業者への依頼には、デメリットもあるため注意が必要です。一番のデメリットは自分で行う場合に比べて費用がかかってしまうことといえるでしょう。

また、他の場所に修理が必要となった場合や、部品交換が必要となった場合には、別途費用がかかります。修理期間中は車を使えないのも大きなデメリットです。さらに修理の際に保険を利用すると、等級が下がり保険費用が上昇する可能性もあります。

修理はディーラーから工場、カー用品店などさまざまな場所で可能です。しかし、依頼する場所によって仕上がりに差が出てしまうため注意しましょう。依頼先の見極めも大切なポイントです。

車の擦り傷の修理費用相場

修理先には、前述したように、ディーラー・板金工場や整備工場・カー用品店やガソリンスタンドの3つの業者があり、それぞれ費用相場が異なるため注意しましょう。ここで、費用相場について、業者別にご紹介します。

ディーラーの場合、浅い傷なら15,000円~50,000円、整備工場の場合は、5,000円~50,000円程度が費用相場です。また、カー用品店やガソリンスタンドの費用相場は、10,000円〜40,000円程度とされています。

なお、ディーラーに修理依頼する場合、車種はもちろん、国産車か外車かで大きく異なるため注意しましょう。ディーラー・板金工場や整備工場・カー用品店やガソリンスタンドに依頼する場合も、車種や傷の場所、大きさ・程度で異なります。

それぞれの相場を見極めながら、自身にあった修理先を選んでください。

こちらの記事では、擦り傷の修理代について解説しています。それぞれの業者ごとの修理相場を取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

車の傷の修理費用が変わる要素

修理を業者に依頼する場合、依頼先によってはもちろん、傷の深さや程度、車種などによって費用に大きく差が出ます。とくに損傷が大きい場合には、部品の交換が必要になり、想定した以上の費用がかかってしまうケースもあるでしょう。

ここからは、業者で修理の費用を決めるとされている要素について解説します。修理するパーツ別の費用についてもまとめました。それぞれ自身の車の傷にあてはめながら、予算を立てる材料にしてください。

傷のサイズ

傷の修理は、傷の大きさによって費用が異なります。擦り傷の大きさによる費用は10cm以内やそれ以上などに分けられており、それぞれ設定されているのが一般的です。10cm以下の傷の場合は、小規模であるため、30,000円以下となるでしょう。

20cm程度の場合は20,000~40,000円、20cm以上の場合は、60,000円以上かかるケースもあります。なお、傷の修理費用が一番高額なのはディーラーとされているようです。大きな傷をつけてしまったものの、できるだけ安価に済ませたい場合には、板金工場や修理工場に依頼するとよいでしょう。

車種・年式

車種や年式によっても修理の費用が異なります。稀少な車種やボディカラーだった場合には、その分塗装の技術も必要となり費用もかさんでしまうことが考えられるでしょう。

国産車か外車かも費用修理に差が出る要素です。外車や高級車は、特殊な塗装で仕上げられているケースもあるからです。軽度の傷の場合も、国産車よりも高額になってしまう場合がほとんどといえます。ほとんどの業者では国産者よりも外車の修理費用を高く設定しているため、注意しましょう。

依頼する業者

修理費用は、依頼先によって大きく異なるケースも少なくありません。ディーラー・板金工場や整備工場・カー用品店やガソリンスタンドの3つの業者で比較すると、ディーラーへの依頼が1番費用が高い傾向にあります。

また、板金工場や整備工場、ガソリンスタンドやカー用品店でも、それぞれ費用が異なるため注意が必要です。費用を比較したい場合には、気になる業者のHPや口コミを参考にするだけでなく、実際に見積もりを依頼してみるのもよいでしょう。

修理するパーツ

同じ大きさや、場所(パーツ)によって費用が異なります。バンパーやバッグドアは比較的安く修理できるパーツといえるでしょう。一方でフェンダーやドア・ボンネットは、費用が高くなる可能性があります。

ここで、それぞれのパーツにおいて、よく見られる傷の特徴について、費用の相場を解説します。自身が修理したいと感じている傷がどの程度なのかはもちろん、どのパーツについているのかをチェックして修理費用を見極めてください。

バンパー

バンパーには正面部分にある「フロントバンパー」と、後部にある「リアバンパー」があります。車をぶつけた際にボディを守る役割を果たすパーツです。車をぶつけてしまった時に一番最初にダメージを受ける場所でもあります。

バンパーについた小さな傷は40,000円以下で修理可能です。しかし、バンパー自体を取り外したり、関連部品の交換が必要だったりすると、別途工賃や部品などの追加費用が発生するケースもあるため注意しましょう。

フェンダー

フェンダーは、タイヤを覆っている部分です。泥除けであり、前後に取付けられています。フェンダーは、水や泥から後続車や歩行者を守るための部品です。小さな傷が付きやすい部分ですが、目立ちにくいため修理しないケースもあるでしょう。

フェンダーの擦り傷の修理価格相場は10,000円〜30,000円程度です。一方で大きい傷の場合は、交換が必要となります。大がかりな修理となり、費用が高くなるため注意しましょう。

ドア

サイドドアも擦り傷が付きやすい部分のひとつといえるでしょう。サイドドアの場合、修理費用は10,000円〜50,000円が相場です。なお、バンパーの修理費用より高くなってしまうことを理解しておきましょう。

また、ドアはいろいろな素材で構成させているため、傷の大きさや程度によってはドア部品の交換も必要となります。サイドドアの部品交換が必要になった場合には、着脱費用や部品費用などがかさむ可能性があるため注意しましょう。

ボンネット

ボンネットは面積が広く、傷が付いてしまうケースもよくあります。飛び石や洗車、さらに野生動物によるひっかき傷なども考えられるでしょう。なお、傷修理費用の相場は20,000円〜50,000円程度とされています。

なお、ボンネットは小さな擦り傷でも、着脱してから修理をしないといけないケースもあるため注意しましょう。さらにアルミ素材でへこみがあった場合、板金不可のため、交換を要します。その場合、費用が高額になるでしょう。

車の擦り傷の修理費用を抑える方法

車の擦り傷の修理費用を、できるだけ安く済ませたいと考えている方は多いでしょう。修理費用をできるだけ安く済ませるには、複数の業者に相見積もりをとり、コストパフォーマンスが高い業者に依頼する方法があります。

また、メーカーの保証期間中であれば、購入元であるディーラーに相談する方法もあるでしょう。場合によっては、車両保険を活用するのもひとつの手です。ここからは、車の擦り傷の修理費用を抑える方法について詳しく解説します。

相見積もりをとる

前述したように、依頼先によって費用は大きく異なります。擦り傷の修理費用を抑えたい場合には、依頼先をピックアップして、それぞれ見積りをとりましょう。見積りをとれば、不透明だった修理費用も明確になり、安い業者を選びやすくなります。

相見積もりは3社程度で行うのがおすすめです。相見積もりを行う際には金額だけでなく、修理やサービスの内容もしっかりとチェックしておきましょう。見積りは無料であるケースがほとんどです。

保証期間中か確認する

新車で購入していた場合には、保証期間を活用すれば無償で修理をしてもらえるケースもあります。一般的にディーラーでの修理は高額になりますが、保証期間内であれば有効に活用しましょう。

なお、保証期間はそれぞれ車のメーカーや車種によって異なります。傷の具合や自損などの場合には、保証外となるケースもあるため注意しましょう。いざ修理を依頼したものの保証期間外で費用が発生してしまったなどのトラブルがないよう、事前に相談しておくのがおすすめです。

保険を利用する

車両保険を使用すれば、保険会社が費用を保証してくれます。車両保険は一般型と限定型があり、共通の適用範囲であれば保険を利用して費用の負担を軽減できるでしょう。

なお、一般形・限定型の共通適用範囲には、いたずらや飛来物・落下物の衝突、台風などの自然災害も含まれます。また、一般形の場合は、自転車との事故や単独事故も適用範囲です。保険を利用すると等級が下がって、翌年からの保険料が高くなってしまうため注意しましょう。

車に擦り傷ができる原因

「どこにもぶつけていないのに、知らない間に傷が付いてしまっていた…」というケースも少なくありません。擦り傷が付いてしまう原因には、運転操作のミスによる接触事故の他、砂や小石の跳ね返り、洗車などがあげられます。

ここからは、車の擦り傷が付いてしまう原因についてご紹介します。原因を理解すれば、大切な車に擦り傷がついてしまうことを防止できるでしょう。できるだけ擦り傷を付けたくない方はもちろん、現在擦り傷の修理を検討していて、新たな傷を作りたくないという方も参考にしてください。

砂や小石の跳ね返り

どれだけ気を付けていても避けられないのが、砂利道の走行による砂や小石の跳ね返りです。車のボディはデリケートなため、砂や小石の跳ね返りによって擦り傷や線傷ができてしまいます。砂や小石の跳ね返りによる傷を防ぎたい場合には、悪路を避けましょう。

また、高速道路などの走行中に、前を走っている車から小さな石が飛ばされて傷が付いてしまうケースもあります。なお、スポーツカーやタイヤが大きいトラックは飛び石が起こりやすいとされているため、このような車の後ろを走らないのもひとつの手です。

運転ミス

運転ミスによる擦り傷も、起こりやすいケースといえます。ガードレールや建物の外壁に擦るなどで、傷が付いてしまうケースはよくあるでしょう。道を曲がる時や、狭い道を通る時、さらに駐車する時の運転ミスによって擦り傷を付けてしまうのです。

なお、このような擦り傷はバンパーやサイドミラーなどの突出しているパーツに付きやすいとされています。また、運転ミスにより擦り傷ではなくへこみ傷を作ってしまうケースも少なくありません。狭い道を通らない・安全運転を心がけるなど、日頃から運転ミスがないよう気を付けましょう。

洗車

車の表面の細かい擦り傷は、洗車が原因の場合もあります。洗車の際に使用しているスポンジやタオルが硬くて目が粗いと、ボディに細かい傷を付けてしまうため注意が必要です。また、洗車時に強くこすったりふきあげたりするのも控えましょう。

砂やごみが付いたままで洗車をするのも、車を傷つける原因となります。さらに気を付けたいのが、自動洗車機です。洗車機の回転ブラシは、人の手で洗車をする場合よりも力がかかってしまうため洗車傷の原因となるのです。

車の擦り傷を防ぐポイント

車の擦り傷を防ぐためには、運転時はもちろん、車の保管場所にも注意しなければなりません。できるだけガレージや屋根付き駐車場など、雨や風がよけられる場所を選びましょう。また、運転ミスを避けるために早めに行動するなど、余裕を持って運転することを心掛けましょう。

また、洗車方法についても見直しが必要です。自分で洗車をしている方は、洗車に使用しているタオルやスポンジを見直す必要もあるでしょう。ここからは、車の擦り傷を防ぐポイントについて詳しく解説します。

保管場所を工夫する

車の保険場所が違うだけで、擦り傷を防ぐことができます。保管場所はできるだけ屋内を選びましょう。車の擦り傷の原因には、野生動物によるものや自然災害によるものもあります。屋内駐車場であれば、動物や自然による傷から守れるでしょう。

屋外を選ばなければならない場合には、舗装されている駐車場がおすすめです。また、石や枝が飛んできて傷が付いてしまわないよう、植え込みや木の近くを避けましょう。

なお、マンションの地下駐車場などで誰でも出入り可能の場合には、ドライブレコーダーなどを装備しておくのもひとつの手です。

余裕を持った運転

傷を避けるためには、できるだけ悪路を避けて、きれいに舗装された道を通ることが大切です。場合によっては、迂回する必要も出てくるでしょう。時間に余裕を持っていれば、悪路を避けながら目的地を目指せます。余裕を持った運転は、ミスを防ぐためにも大変有効な手段です。

また、前方車からの飛び石リスクが大きい高速道路では、トラックやスポーツカーの後ろを走らないようにしましょう。前方との車間距離をしっかりと取るのもポイントです。

洗車方法を見直す

車の擦り傷は、洗車時にも起こりやすいため注意しましょう。できるだけ自動洗車機の使用を避けましょう。自分で洗車する際には、すでに付着している汚れによって傷ができないよう、水でしっかりと洗い流してから始めるのがポイントです。

また、目が粗いスポンジやタオルを使わずに、柔らかめのスポンジやタオルを使用しましょう。力を入れてこすらないのも擦り傷を作らないためのポイントです。拭き上げには、マイクロファイバークロスなどを使用することが推奨されています。

車の擦り傷の放置は危険

小さい擦り傷だからと、修理を先延ばしにしている方もいるのではないでしょうか。しかし、擦り傷を放置していると、車にさらなるダメージを与えてしまう可能性があるため注意が必要です。

車の塗装には、ただおしゃれに見せるだけでなく、紫外線や酸性雨からの影響を防ぐ役割もあります。そのため、傷を放置していると、日々の紫外線や酸性雨などのダメージが蓄積してしまう可能性があるといえるでしょう。また、傷から酸化したりサビが発生するリスクもあります。

サビが悪化すると、車の腐食につながりかねません。ボディにまでダメージが及んでいると、自分で修理できないだけでなく、パーツごと交換するなどの大きな修理が必要となります。放置すればするほど、修理費用が高くなってしまうというデメリットにつながるのです。

さらに擦り傷を放置して大きな傷を作り、それを修理するとなると売却時の査定にも大きく響きます。大切な車だからこそ、擦り傷を見つけたら放置せずに早めに処置しましょう。

こちらの記事では、車にできる傷の種類について解説しています。原因や放置してはいけない理由も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

車の擦り傷修理はピッカーズにお任せ!

「ピッカーズ」は、クルマのキズ・へこみを直す専門店です。車の表面にできた薄い擦り傷はもちろん、深い擦り傷の修理も可能です。徹底したマニュアル化により、コストパフォーマンスが高いサービスを提供しています。

高い技術により仕上がりの美しさを維持しているのも大きな魅力です。ここからは「ピッカーズ」の魅力について、ご紹介します。自分で修理するべきか、業者にまかせるべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

修理費用が安い

「ピッカーズ」は修理費用の安さが魅力です。傷やへこみがあった場合には、片面全体ではなくパネルだけの修理を行っています。これにより、無断な塗装を行わないことはもちろん、修理時間の短縮も実現し、安い・早いを両立しているのです。

また、お客様からのご相談・ご依頼から作業完了までを、すべて自社で行っているのも大きなポイントです。自社工場で行うことで、中間マージンの発生を防ぎ、コストカットを行っています。

ディーラーやカー用品店はもちろん、一般的な板金工場での修理費用よりも安く提供することを可能としているのは「ピッカーズ」ならではの魅力です。

ピッカーズでは、国産車・輸入車別に料金を掲載しています。キズの大きさや種類別に料金を確認できるため、ぜひあわせてご覧ください。

仕上がりがきれい

「ピッカーズ」では、価格はもちろん、仕上がりがきれいであることにもこだわっています。職人によって仕上がりに差がでないように、すべての工程をマニュアル化しており、安心してまかせられるでしょう。

マニュアルには、ボディの表面温度を測定したり、乾かす時間を分単位指定したりなど細部まで記載されています。細かな規定があるため、均一な仕上がりを実現しているのです。信頼できる業者に依頼したいという方にもぴったりといえるでしょう。

ピッカーズでは、へこみの板金修理の事例を紹介しています。修理箇所やメーカーなどで絞り込みができますので、ぜひご覧ください。

気軽に依頼できる

「ピッカーズ」は日本全国に約1400店舗のネットワーク展開をしています。カー用品店やガソリンスタンドに併設しており、ガソリンスタンドでの給油時や洗車待ちの時間に気軽に相談できるのも大きな魅力です。

ホームページで無料見積り予約も受け付けており、最寄りの店舗を検索して予約フォームから申し込めます。見積もり時には、金額はもちろん、最適な修理方法について具体的に説明しているので、安心してまかせられること間違いありません。

ピッカーズでは、電話・ネットで無料見積もりの来店予約ができます。必要な基本情報を送信するだけで予約が可能です。ぜひご利用ください。

まとめ

車の擦り傷修理のコストをできるだけ抑えるために、自分で行いたいという方も多いようです。水で濡らして消える程度の薄い傷なら、市販のカー用品を使って簡単に修理できるでしょう。

一方で、深い傷の場合には、失敗してしまうリスクも高く、安易に修理を行うべきではありません。そのため、まずは車の傷がどの程度か見極める必要があるのです。

ピッカーズでは、車の擦り傷はもちろん、深い傷の修理にも対応しています。徹底したコストカットを行っているので、できるだけ安くきれいに修理したいという方にもご満足いただけると自信をもっていえます。

「車の修理をしたいけど、費用が気になる…」とお悩みの方は、ぜひピッカーズにご相談ください。