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2025.08.20

車のフェンダーとはどこの部位?役割や修理費用を解説

目 次

車のフェンダーはタイヤの上部を覆う外板のことで、走行中に泥や小石が飛び散るのを防ぐ役割を持ち、車体の外観や安全性を左右する重要なパーツです。軽い傷なら自分で修理できる可能性があり、業者に頼む場合も費用を把握しておくと安心です。

本記事では、フェンダーの概要や役割に加えて、損傷時の修理費用も解説します。車を快適に使用するためにも、ぜひ参考にしてください。

車のフェンダーとは

車のフェンダーとは、前後のタイヤを覆う外板部分です。フロントタイヤ上部を覆う「フロントフェンダー」とリアタイヤ上部を覆う「リアフェンダー」があり、フェンダーは英語で「泥よけ」を意味します。

車種によって形状は異なり、タイヤに合わせて膨らみを持たせたデザインも多く見られます。フェンダーには主に樹脂やスチールが使われており、ボルトで車体に固定されているのが一般的です。構造上、ガードレールや縁石に接触しやすいパーツですが、比較的簡単に修理や交換が可能です。

近年は、より軽量化され、強度の高い素材が使われた車体も増えており、燃費の向上も期待されています。今後はさらに、デザイン性に富み、個性的なフェンダーも見られるようになるでしょう。

フェンダーの役割

フェンダーには、車のタイヤが巻き上げた泥や小石が車体などへ飛散するのを防ぐ役割があります。走行中に発生する水や泥はねを抑制し、車体へのダメージを軽減しながら、長期間にわたり見た目のきれいさを保てる点も特長です。歩行者や周囲の車への飛散を抑えられるため、安全性の向上にも役立ちます。

さらに、フェンダーはタイヤが車体からはみ出さないよう収める働きも担っています。フェンダーがなければ、タイヤが障害物や歩行者に接触しやすくなり、重大な事故につながる恐れがあるためです。そのため、フェンダーは安全性を確保するうえで欠かせないパーツです。

加えて、フェンダーは車のデザインを印象付ける要素としても機能します。フェンダーの形状や仕上げによって、車のスタイルや個性が際立ちます。

フェンダーの歴史

フェンダーは、20世紀初頭の自動車の普及にともなって登場しました。もともとは馬車時代の泥よけに由来し、初期の自動車では車輪に取り付ける独立したパーツとして使われていました。欧米の一部車種では「ウイング」とも呼ばれ、装飾的な要素も兼ね備えているのが特長です。

その後、自動車の高速化や安全基準の厳格化にともない、フェンダーはボディと一体化した構造が主流になりました。ただし、現在も独立型のフェンダーを採用して個性的なデザインを追求する車種もあります。シトロエンの「2CV」やケータハムの「スーパーセブン」などがその一例です。

こうした歴史を経て進化したフェンダーは、軽量化やデザイン性向上が図られ、現代では車のデザインを彩るうえでも重要なパーツとなっています。

車のフェンダーを自分で修理する方法

車のフェンダーに傷やへこみが生じた場合、状況によっては自分で修理できます。修理に使える主なアイテムは「コンパウンド」「タッチアップペン」「パテ」の3種類です。

ただし、それぞれ対応できる傷の深さが異なるため、事前に傷の状態を確認し、適切なアイテムを選ぶ必要があります。使い方を誤ったり、無理に作業を進めたりすると、かえって傷が広がる恐れがあるため注意が必要です。

ここでは、各アイテムを使った修理方法を解説します。

コンパウンド

フェンダーの浅い擦り傷には、コンパウンドが効果的です。コンパウンドは細かい粒子を含む研磨剤で、塗装面の微細な傷を磨いて目立たなくする目的で使います。

修理を行う際は、まずフェンダーを洗車して表面の汚れをきれいに落とします。その後、水分が完全に乾いたのを確認してから、細目のコンパウンドをスポンジに取り、擦り傷部分を優しく磨きます。

傷がまだ目立つ場合には、粗目のコンパウンドを追加で使用し、より効果的に傷を削ります。最後に、目の細かい仕上げ用コンパウンドで全体を磨き、クロスで丁寧にふき取ることで作業は完了です。仕上げ後は、塗装面の保護のためにワックスを塗ると、より美しい状態を維持できます。

ただし、コンパウンドは塗装表面を削って傷を修理する道具であり、磨きすぎると余分な傷がつく恐れがあります。自分で手軽に補修できる点がメリットですが、傷を広げないよう作業は慎重に行いましょう。

タッチアップペン

フェンダーに深い線状の傷がついた場合には、タッチアップペンを使った修理が適しています。タッチアップペンは、塗装色に合わせた塗料が入ったペン型の補修用品で、細かい傷をピンポイントでカバーできます。

コンパウンドでは消せないような深い傷や塗装剥がれにも対応可能です。傷を目立ちにくくするだけでなく、錆の発生も防げます。

修理前にはフェンダー全体を洗浄し、汚れや油分を落とした後、完全に乾燥させましょう。次に、傷部分にタッチアップペンで塗料を塗布し、乾燥させることで簡易的な補修が完了します。

仕上げにコンパウンドを軽く使えば、塗装面のムラが抑えられ、より自然な見た目になります。タッチアップペンは比較的リーズナブルに購入できるため、DIY補修に向いています。

パテ

フェンダーにできた大きな傷やへこみは、コンパウンドやタッチアップペンでは補修が難しいため、パテを使用した修理が効果的です。パテは柔軟な補修材で、傷やへこみ部分に塗り広げて形を整えられます。

他の修理方法と同様に、車体全体を洗って乾かしてから作業を進めましょう。次に、へこみ部分を耐水サンドペーパーで削って平らにし、パテを薄く均等に塗ります。30分程度乾燥させた後、再び耐水サンドペーパーで余分なパテを削り、形を整えます。最後に表面を滑らかに研磨し、塗装を施せば修理は完了です。

ただし、パテ作業は成形や研磨の技術を要するため、初めての方には難易度が高い場合もあります。仕上がりの美しさや確実性を重視するなら、専門の業者に依頼するのが安心です。DIYで挑戦する場合は作業工程をよく理解したうえで、慎重に作業を進めましょう。

車のフェンダーを修理する際の注意点

車のフェンダーを修理する際は、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここでは、主な注意点を3つ紹介します。

フェンダーを外さないようにする

修理の効率を重視して、フェンダーを取り外したいと考える方もいるかもしれません。しかし、フェンダーを取り外すと取り付け跡が残りやすく、塗装面に段差が生じて仕上がりにムラが出る可能性があります。

フェンダーは、車体に装着したままでも十分に修理が可能です。車両の見た目や機能を維持するためにも、DIYであっても無理に取り外さず、車体に取り付けたままで作業すれば、余計なリスクは避けられます。

フェンダーを外さずに修理すれば、修理後の耐久性や車両全体の安全性も確保しやすくなります。美しい仕上がりにするためにも効率だけを優先しすぎず、正しい手順に従って作業をしましょう。

修復歴車となる可能性がある

修理をする際にフェンダーを取り外してしまうと、見た目に影響が出るだけでなく、後になって不都合が生じるケースがあります。

たとえば、無理やり取り外して車体に痕跡が残ると、売却する際に「修復歴車」とみなされる可能性があります。修復歴車とは、車体の骨格部品に修理や交換が行われた車両を指し、相場よりも査定額が下がる傾向にあります。

少しでも高く売却したいと考えるなら、修理はフェンダーを取り付けたままで作業をするのが望ましいでしょう。DIYでの対応が難しいと判断した場合は、プロに修理を依頼したほうが賢明です。

車検に通らなくなる可能性がある

車のフェンダーをDIYで修理する際、効率を重視するあまりフェンダーを取り外してしまうと、車検に通らなくなる可能性がある点も注意が必要です。

取り外しによる痕跡は、一般の目には分かりにくくても、車検を担当する検査員や業者には、容易に見抜かれることがあります。車検では、車両の安全性や外装の適切な取り付けなども厳しくチェックされ、小さな違和感も不適合と判断される可能性があります。

安全性を保ち、車検にも適合させるには、フェンダーは無理に取り外さないほうが賢明です。

車のフェンダーの修理費用

車のフェンダーの修理にかかる費用は、傷の状態や修理方法によって異なります。ここでは3つのパターンに分けて修理費用を詳しく解説します。

なお、以下の相場はあくまでも参考です。実際に修理をする際は、事前に見積もりを取ると安心です。

傷がある場合

フェンダーの擦り傷や浅いガリ傷は、比較的低コストで修理できる場合が多く見られます。フロントフェンダー、リアフェンダーのいずれも、傷の修理にかかる費用は2万円程度、傷が大きい場合でも5万円程度で収まるのが一般的です。小さな傷であれば1万円程度で済む場合もあります。

とくに、表面のクリア層にとどまっている傷であれば、リーズナブルな価格で修理できる可能性があります。傷の深さを判断したい場合は、該当箇所に水をかけて確認してみましょう。

水で濡らして傷が目立たなくなるなら、クリア層のみの浅い傷だと考えられます。一方で、水に濡れても傷がはっきりしている場合や指で触れて引っ掛かりを感じる傷は、塗装層まで達している可能性があり、修理費用も高くなる傾向です。修理前に、傷の状態を把握しておくと、予算の見通しが立てやすくなります。

へこみがある場合

フェンダーにへこみがある場合、修理費用は傷の深さや範囲、作業内容によって大きく変動します。フロントフェンダーやリアフェンダーのへこみ修理費用は、4万円程度が相場です。

フロントフェンダーはパネル単体で着脱可能です。インナーフェンダーを外せば裏側から叩き出せる構造のため、比較的安価に修理できる可能性があります。「エクボ」と呼ばれる突起物が当たった際にできる小さなへこみの修理費用も、4〜5万円程度が相場です。

ただし、へこみが大きい、あるいは複数箇所ある場合は、5万円以上かかるケースが多くなります。リアフェンダーはボディと一体化しており、修理には手間がかかるため、費用も高くなる傾向があります。

へこみを放置すると水分が溜まりやすく、錆の原因になるため、早めの修理が必要です。放置せず早期に対処すれば、結果的に費用を抑えやすくなります。

交換が必要な場合

フェンダーの損傷が大きい場合は、修理ではなく交換が必要になる場合もあります。フェンダー交換費用の目安は、部品代と取り付け工賃を合わせると、一般的に3万円~10万円程度と大きく幅があります。

ただし、車種やフェンダーの形状、ボディカラーによって部品価格は大きく変わります。実際の費用は、事前に見積もりを取って確認しましょう。

とくに、着脱できるフロントフェンダーとは異なり、リアフェンダーはボディと溶接されているため、切り離し作業が必要です。

そのため、リアフェンダーの交換費用は高くなりやすい傾向があります。また、交換時にカラー調整が必要になると、追加費用が発生するケースもあります。

フェンダーの修理ならピッカーズにお任せ

フェンダーの修理を検討している方には、コストパフォーマンスに優れたピッカーズにお任せください。ピッカーズは部分補修に特化した修理方法で、フェンダーの傷も必要な箇所だけを修理するため、費用を抑えられます。

使用する工具や塗料にもこだわり、速乾性の高いパテや塗料を採用しているため、短時間での仕上がりが可能です。スプレーガンは塗料の無駄を最小限に抑える高性能タイプを採用し、作業効率と仕上がりの両立を実現しています。

さらに、作業はすべて自社で行っており、中間マージンが発生しない点も価格を抑えられる理由です。すべての作業工程がマニュアル化されているため、どの担当者でも均一で高品質な仕上がりをご提供いたします。

フェンダー修理の費用をできるだけ抑えたい方はもちろん、安心して任せられる修理業者を探している方も、ぜひ一度ご相談ください。

ピッカーズでは、無料のお見積もり予約をネットで承っております。ぜひお気軽に、お問い合わせください。

まとめ

車のフェンダーは、タイヤを覆う重要なパーツであり、安全性を保つうえでも欠かせません。構造上、ガードレールや縁石などと接触しやすく、修理が必要になるケースも少なくありません。

フェンダーの修理費用は傷やへこみの程度で変動し、軽度なもので数万円、交換が必要な場合は10万円を超える時もあります。費用を抑えたい方は、部分補修に特化したピッカーズがおすすめです。

ピッカーズは、補修箇所を絞った施工により、コストを抑えた修理費用を実現しています。また、徹底したマニュアルにより、高品質な作業を提供しているため、安心してお任せいただけます。車のフェンダーの傷に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

こちらでは、ピッカーズの板金修理事例をご覧いただけます。仕上がりや料金の目安も確認できるため、ぜひ合わせてご覧ください。