2024.11.27
車のへこみを修理する方法と相場を解説!費用を抑える方法も紹介
目 次
車にできたへこみは見た目だけでなく、放置するとさらにダメージが進行し修理費用が高額になることもあります。車のへこみを修理するには、自分で行う方法と専門業者に依頼する方法があり、へこみの大きさや深さによって適した手段が異なります。
また、修理費用はへこみの範囲や部位によっても変わるため、あらかじめ相場を知っておくと安心です。本記事では、車のへこみ修理方法や費用の相場、費用を抑えるコツについて詳しく解説します。
車のへこみの修理方法
車にできたへこみの修理方法には「自分で修理する方法」と「専門業者に依頼する方法」の2種類があります。修理方法の選択はへこみの深さや範囲、車の美観をどれほど回復したいかによっても異なります。
業者に依頼する場合、一般的に行われるのが板金塗装です。板金塗装とは、へこんだ金属部分を元の形に戻し、さらに塗装を施して仕上げる作業を指します。
へこみを物理的に修復するだけでなく、周囲と違和感なくなじむように塗装を行うため、修理後も車全体の美しさを維持できます。
板金塗装の手順としては、まず車のへこんだ部分を内側から押し出したり、工具で引き上げたりして形を整え、その後表面を滑らかに磨いて塗装を行います。
塗装の際は車本来の色に合わせた調色を行い、塗装後は艶出しまで行われるため、修理箇所が目立たない仕上がりとなります。板金塗装は、とくに大きなへこみや複雑な形状の損傷に適しており、ディーラーや整備工場、専門業者が行うのが一般的です。
車のへこみ修理にかかる日数と費用相場
へこみ修理にかかる日数と費用は、損傷の程度や修理方法、さらに修理を依頼する業者によって異なります。ここでは一般的な修理費用の目安と、修理にかかる時間について詳しく解説します。
修理にかかる日数
修理にかかる時間はへこみの大きさや場所、依頼する時期によって異なります。一般的に、車体(ドアやフェンダーなど)の小規模なへこみ修理は、2〜5日ほどかかります。バンパーのへこみであれば比較的早く、1〜4日で修理が完了するケースもあります。
塗装が伴う修理やパーツ取り寄せが必要な場合には、修理日数がさらに長引くこともあります。そのため、見積もりを取る際に業者と相談し、必要な期間を確認しておくと安心です。
へこみの範囲が狭い場合
小さなへこみや浅いへこみであれば、1日から2日程度で修理が完了することが多いです修理の内容が軽度であれば作業時間も短く、依頼当日または翌日に車を受け取れるケースもあります。
費用相場はへこんでいる部位にもよりますが、2万~5.5万円程が目安です。カー用品店や小規模な自動車修理工場だと、比較的安価でスピーディに対応してくれる場合もあります。
へこみの範囲が広い場合
一方で、へこみが広範囲にわたる場合や深さがある場合は、5日以上かかることがあります。パネル全体の再成形や再塗装、部品を外す作業などが必要になることがあるため、乾燥時間も含めて数日以上かかる場合が一般的です。
また、広い範囲のダメージはほかの部位にも影響を及ぼす可能性があるため、車体全体のバランスを見ながら安全性の確認も行います。
費用相場はへこんでいる部位にもよりますが、20㎝〜60㎝程で5万〜10万円程が目安です。範囲が大きくなれば10万円以上かかる可能性もあります。
大がかりな修理が予想される際は専門業者に相談し、最適な方法を選びましょう。繁忙期や修理の込み具合に応じてさらに時間がかかることもあるため、余裕を持って依頼することをおすすめします。
板金塗装のピッカーズでは、傷の状態にあわせて料金を設定しています。自社工場で修理を行うため中間マージンが発生せず、安価で柔軟な部分修理が可能です。ぜひご利用ください。
修理代が高額になってしまう状況
車のへこみ修理が高額になるケースとして、へこみが大きくパネルの交換が必要な状態や複数のパーツがへこんでいる状態が挙げられます。
さらに、フレームまでダメージがある場合やエーミング作業が必要な場合も修理代が高額になってしまいます。それぞれの状況を詳しくご紹介します。
パネルの交換が必要
へこみの損傷が大きい場合やへこみが鋭く深い場合には、修理だけでは強度や外観に支障が出るため、パネルの交換が必要になることがあります。
ボンネットやドア、フェンダーなどの大きな部位では強度の確保が重要なため、無理に修理するよりもパネル全体を交換した方が車の安全性を保てると判断されることもあります。
パネル交換は部品そのものの費用がかかるほか、新しいパネルの塗装や車体への取り付け作業も含まれるため、修理費用が高額になりやすいです。交換作業には時間もかかるため、修理日数が延びることも多くなるでしょう。
パネルの交換が必要かどうかは、へこみの状況や安全性に応じて専門業者が判断するため、事前に見積もりの段階で相談してみましょう。
複数のパーツがへこんでいる
複数のパーツにへこみがある場合は、それぞれの部品を個別に修理または交換する必要があるため、修理費用が高くなりやすいです。
たとえば、車のドアやフェンダー、バンパーなどにそれぞれへこみがある場合、パーツごとに異なる工程が必要になります。さらに、塗装の再仕上げやパーツ間の調整も必要です。そのため、工数と費用が増える要因となるでしょう。
また、損傷の範囲が広い場合、車全体の美観を保つために周囲のパーツとのバランスを考慮し、追加の塗装が必要になることもあります。
フレームまでダメージがある
へこみがフレームまで達している場合、修理は非常に複雑になります。車のフレームは車両の構造的な強度を保つ重要な部分であり、ここにダメージがあると単純な修理では対応できません。
フレームの損傷は、事故や衝突の際に発生することが多く、修理には専門的な技術と設備が必要です。フレームの修理には、修正や再構築を行わなければいけない場合があります。
その際は時間と費用がかかるので注意しましょう。フレームが修復不可能な場合は、車両の全体的な安全性を考慮してフレームを交換することも考えられます。
こうした作業は非常に手間がかかり、修理代が高額になる恐れがあります。フレームへのダメージが疑われる場合は、すぐに専門業者に相談することが重要です。
エーミング作業が必要
エーミング作業とは、車の修理でとくにセンサーやカメラを使っている車に必要な作業です。近年の車は自動ブレーキや衝突防止のために、いくつかのセンサーがついています。これらのセンサーが正しく働くためには、位置を正確に調整する必要があります。
たとえば、バンパーを修理したり交換したりすると、センサーの位置がずれてしまうことがあります。そこで、エーミング作業を行い、センサーを正しい位置に戻します。
この作業は専門の機器と技術が必要で、修理に時間がかかることがあります。エーミングが必要かどうかは車の状態によって異なるため、修理を頼む時に専門家に確認することが大切です。
板金塗装のピッカーズでは、さまざまなへこみ傷の修理を承っております。実際の修理事例や費用感も確認いただけますので、ぜひあわせてご覧ください。
車のへこみ修理にかかる費用を抑えるには
車のへこみ修理は損傷の大きさや場所によって、費用が高くなることがありますが、工夫次第で費用を抑えることも可能です。小さなへこみであれば自分で修理を試してみたり、修理業者を慎重に選んだりすることでコストを下げられる場合があります。
また、保険をうまく利用する方法や中古の部品を活用するなどの手段もあります。以下では修理費用をできる限り抑える方法を紹介します。
自分で修理する
軽いへこみであれば自分で修理を試してみることで、修理代を節約できます。吸盤でへこみを引っ張る「デントリペアツール」というDIYの修理キットを使う方法や、ドライヤーでへこみを温めた後にエアダスターの冷気で冷やして金属を戻す方法があります。
この方法は小さなへこみには効果的ですが、大きなへこみや深い傷には向いていません。また、自分で修理するときれいに仕上がらないこともあるので、仕上がりにこだわる場合は専門の修理屋さんに依頼するのが安心です。
へこみを放置しない
車のへこみを放置すると傷が広がったり、錆が発生したりして、修理費用がさらに高くなることがあります。
へこみが深い場合や塗装が剥がれている場合は、そこから水や汚れが入り込んで、錆が進行しやすくなります。錆は車の耐久性にも影響を与えるため、長く乗る予定なら早めに修理するのが安心です。
小さなへこみがあった場合でも、後に発生する可能性がある大きなトラブルを防ぐため、早めの対応を心がけましょう。
専門業者に依頼する
車のへこみ修理は専門業者に依頼すると安心です。なぜなら、専門業者はへこみの大きさや位置に合わせて最適な方法で修理をしてくれるからです。
板金や塗装など専門的な作業が必要な場合やフレームに近い部分のへこみには、高度な技術が求められます。業者に依頼すると自分で直すよりもきれいに仕上がり、耐久性も高くなります。
車を長く大切に使いたい人や仕上がりにこだわりたい人は、プロに依頼しましょう。プロに依頼する場合はディーラーよりも、カー用品店や自動車修理工場の方が比較的費用を抑えられる場合が多いです。
板金塗装の専門業者はディーラーなどと比較して外注費がかからないため、コストを抑えた修理が可能です。
複数の業者から見積もりをもらう
車のへこみ修理を依頼する時は、複数の業者から見積もりをもらうといいでしょう。業者ごとに修理費用や方法が異なるため、比較することで適正な価格がわかり、費用を抑えやすくなります。
また、見積もりを通じてどの業者が信頼できるかも判断しやすくなります。気になる業者には具体的な修理内容も確認し、納得のいくサービスを選びましょう。
中古パーツを使えないか相談する
車のへこみ修理をする時、中古パーツを使えるか業者に相談してみましょう。中古パーツは新品よりも安く、費用を抑えられます。
たとえば、バンパーやドアなど、部品を交換する場合に中古パーツを使うと、修理費用が大幅に下がることもあります。ただし、中古パーツには状態にばらつきがあるため、信頼できる業者に相談し、品質をしっかり確認することが重要です。
車両保険を確認する
車のへこみ修理をする前に、車両保険が使えるか確認しましょう。保険が適用されれば、修理費用を大きく抑えられます。
ただし、保険を使うと次回以降の保険料が上がる場合があるため、費用の負担が少なくなるかどうかも考えることが大切です。小さなへこみは保険を使わず、自費で直した方が安く済むこともあります。どちらが得か、よく確認してから判断することをおすすめします。
板金塗装のピッカーズ「安い・早い・キレイ」をモットーに、さまざまな傷の修理を行っています。お見積もりも無料で承っておりますので、お電話かネットでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
車のへこみは、早めに修理することで車両価値の維持やさらなる損傷の防止につながります。修理方法にはDIYと専門業者への依頼がありますが、確実で美しい仕上がりを求めるなら、専門業者に依頼するのが安心です。
ピッカーズは自社工場で修理を行うため、コストを抑えた対応が可能です。
また、ディーラーがパーツ全交換となるケースでも、ピッカーズでは部分補修で対応できるため費用をさらに抑えられます。全国1400店舗のチェーン展開により、ガソリンスタンドでの給油時に依頼でき、利用のしやすさも魅力です。
大手ならではの安心感と高品質な修理で、愛車の キズ・へこみを安価に修復したい方は、ぜひピッカーズにご相談ください。