2025.02.21
車の錆修理にかかる料金はいくら?料金相場や修理のポイントを紹介

目 次
車の錆が気になる方にとって、修理の費用や方法は大きな悩みのひとつです。車の錆は、放置することで進行が進み、高額な修理費用が発生する恐れがあるため、早めの修理がよいでしょう。
本記事では、車の錆修理にかかる料金の相場や、錆修理のポイントについて詳しく解説します。錆の原因や予防策、コストを抑える方法についてもわかる内容です。
DIYによる修理の他、専門業者のサービスを含む修理業者選びの参考情報も掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
車の錆修理の料金相場
車の錆修理にかかる費用は、錆の進行度や修理箇所によって異なります。軽微な錆であれば比較的低コストで修理が可能ですが、錆が広範囲に及んでいたり深刻な腐食を引き起こしている場合には、作業内容が複雑になるため費用が高くなる傾向です。
下表のとおり、バンパーやドアの小さな錆は20,000円程度から修理できる場合がありますが、ボンネットやルーフのように広範囲の塗装が必要な箇所では40,000円以上かかることも珍しくありません。
修理箇所 | 費用相場 |
バンパー | 2〜4万円 |
フェンダー | 3〜5万円 |
ドア | 3〜6万円 |
ボンネット | 4〜7万円 |
トランク | 4〜6万円 |
屋根(ルーフ) | 3〜7万円 |
錆の進行状況により、費用は高くなる傾向です。発生したばかりの軽微な錆であれば、錆取りと簡単な再塗装で修理が完了する場合があります。
しかし、進行が進んで穴が開いたり大きな腐食をともなっている場合には、部分的なパネル交換や特殊な塗料を使用した防錆処理が必要です。錆の進行が進めば、費用が倍以上に増える場合もあるため、早めの修理がよいでしょう。
錆修理の料金は、使用する塗料の種類や車体の色によっても変わります。メタリック塗装や特注色の車体の場合、一般的な塗料よりも高額になりがちです。防錆加工やコーティングを施すことで、長期間にわたる錆の再発防止ができますが、追加費用が発生します。
車の錆修理にかかる具体的な料金は、実際の車両状態や修理箇所の状況に左右されるため、正確な見積もりを依頼することが最善の方法です。専門の修理業者に相談することで、修理費用の全体像を把握し、予算に合った最適な対応策を見つけられるでしょう。
こちらの記事では、板金修理の相場について解説しています。費用を抑えるポイントや修理作業の流れも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
車の錆はなぜ発生するのか
車の錆は、主に外部環境や車体の状態が原因で発生します。錆の発生は車の寿命や美観に大きな影響を与えるため、適切な予防策や早めの対応が必要です。
主な原因として、ボディに付いた傷や塩害が挙げられます。それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

ボディについた傷からの錆
車のボディに傷ができると、錆が発生するリスクが高まります。車体の塗装は、金属を外部からの水分や酸素から守る役割を果たしており、塗装が剥がれると保護機能が失われるからです。傷が原因で金属部分が露出し、酸素と水分がボディに直接触れることで酸化が進行し、錆が発生します。
傷は小さなものであっても、放置した場合、錆の範囲が広がる可能性は高いです。飛び石による小さな傷や、他車との接触による擦り傷がその典型例です。
こうした傷を放置すると、塗装の剥がれた部分に水分や汚れが浸透しやすくなり、錆が発生する原因となります。車体の傷を発見したら、早めに修理や補修を行いましょう。
また、日常的に目立たない箇所にできた傷は、洗車時やメンテナンス時に発見されることが多いです。定期的に洗車や点検を行い、目立たない部分にも注意を向けることが、錆を防ぐ効果的な手段といえます。
塩害による錆
塩害も車の錆の発生原因です。とくに、沿岸地域や降雪地帯で使用される車は、塩害のリスクが高くなります。潮風によって運ばれる塩分や融雪剤に含まれる塩化ナトリウムなどにより、金属の酸化が進むため、錆の原因となります。
塩害は、車体の下回りやタイヤ周辺に影響を及ぼしやすいです。下回りやタイヤ周辺は、地面からの跳ね返りや水しぶきによる影響を直接受けるため、錆が発生しやすくなります。また、台風や豪雨の際、海水が内陸部に運ばれることで、普段は塩害の影響を受けにくい地域でも錆が発生する可能性があります。
塩害を防ぐためには、こまめな洗車が効果的です。とくに、塩分の付着しやすい冬季や沿岸部での走行後は、下回りを含む車全体を丁寧に洗浄することが必要です。さらに、防錆コーティングを施すことで錆の進行を大幅に抑えることができます。
車の錆は、傷と塩害が主な原因です。これらの要因に対して適切に対処することで錆を防ぎ、車の寿命を延ばせます。錆の予防には日常的な点検や早期の修理が欠かせません。
錆の修理コストを抑える方法
車の錆修理には、早めの対応と適切な処置が重要です。錆は放置すれば広がり、美観を損なうだけでなく、大規模な修理が必要になる場合もあります。
錆が進行する前に対応することで、修理コストを大幅に抑えられるだけでなく、車の寿命を延ばすことも可能です。早期の修理対応は、結果的に愛車の長期的な維持費を軽減するための最善策といえるでしょう。
ここでは、自分で錆を修理する方法と注意点、そして予防策について解説し、さらにプロに依頼する際の利点についても詳しく紹介します。
自分でできる錆の修理手順と予防
車の錆を早期に発見し、軽微な傷のうちに対処できれば、修理費を抑えることが可能です。自分で修理をする場合、簡単な道具で対応できることもありますが、適切な手順と注意点を守る必要があります。
正しい方法で修理することで、費用を節約しながら車の状態を維持できるでしょう。
錆の修理手順
錆を修理するには、以下の手順を参考にしてください。まず、錆取り作業に必要な道具を揃えることが重要です。錆落とし用の液剤やサンドペーパー、タッチペン、コーティング剤などを用意しましょう。
【1.錆の除去】
錆が発生している部分に錆取り用の液剤を塗布し、十分に馴染ませます。その後、浮き上がった錆を布やブラシで丁寧に取り除いてください。この作業をしっかり行うことで、錆の再発を防ぐ下地が整います。
【2.防錆処理】
錆を取り除いた箇所に、防錆ペイントを塗布してください。防錆ペイントで、再び錆が発生するのを防ぎます。下地処理を丁寧に行うことで、仕上がりの持続性が向上するでしょう。
【3.塗装の補修】
車体の色に合ったタッチペンを使い、削れた部分を塗装してください。複数回に分けて薄く塗り重ねることで、きれいな仕上がりが期待できます。色ムラができないよう、細心の注意を払って作業を進めましょう。
【4.研磨とコーティング】
塗装が乾いたら、研磨剤やコンパウンドで表面を整え、最後にコーティング剤で保護します。コーティングは塗装面を長持ちさせるための仕上げ作業です。
錆を修理する際の注意点
錆を自分で修理する際には、作業範囲と錆の進行状況を正確に把握しましょう。小規模な錆であれば自己修理も可能ですが、広範囲に及ぶ錆や穴が開いてしまった箇所は、専門的な対応が必要です。錆が進行している部分は金属が脆くなっている場合が多く、適切な処理を施さなければ修理後も再び錆が発生する恐れがあります。
また、作業中に使用する液剤やペイントは、車体に適したものを選ばなくてはなりません。不適切な道具や材料を使用すると、かえって錆を広げるリスクがあります。
錆取りの際に周辺の塗装を傷つけないよう注意してください。作業には正確さと慎重さが求められます。
素人や初心者にとっては難易度が高い作業です。思わぬミスが車全体の美観を損なう原因になることもあります。
繊細な作業が求められるため、無理な修理は避けたほうが無難です。経験や知識が不十分な状態で進めると、かえって修理費用が膨らむ場合があります。
錆の予防方法
錆を防ぐためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。ポイントを押さえたメンテナンスで、錆の発生を効果的に防げます。
錆の予防には、こまめな洗車が有効です。車体に付着した塩分や汚れを放置せず、定期的に洗車しましょう。
とくに冬季や沿岸部での走行後は、下回りも含めて入念に洗浄することが必要です。洗車することで、錆の発生リスクを軽減できるでしょう。
ボディに傷がついた場合は、速やかに補修してください。小さな傷でも放置すると、錆の原因になりかねません。早めの修理は、長期的なコスト削減にもつながります。
専門店による防錆コーティングも有効です。防錆コーティングを施すことで、車体全体を錆から保護できます。とくに下回りは錆が発生しやすいため、コーティングは効果的です。
こうした予防策を徹底することで、愛車の状態を長期間にわたり維持できるでしょう。
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信頼できるプロに修理依頼がおすすめ
自分で修理できない方や、仕上がりの品質を求める方は、信頼できるプロに修理を依頼するのがおすすめです。プロの修理は、高度な技術と専用の設備を活用して行われるため、自分で修理するよりも確実に錆を取り除けます。美観を損なわない仕上がりが期待できる点も魅力です。
修理後に防錆処理やコーティングも施工してもらうことで、長期間にわたり錆の発生を予防できます。修理業者を選ぶ際には、実績や料金の透明性、サービス内容を確認するとよいでしょう。
信頼性を重視した業者選びは、結果的に満足できる仕上がりにつながります。自己修理とプロの修理を適切に使い分けることで、錆修理のコストを抑えつつ、車の寿命を延ばすことも可能です。
進行した錆は早めに処置することで、大規模な修理を回避できるため、早めの相談をおすすめします。どの修理方法を選択するにしても、タイミングを逃さないことが重要です。
愛車を長く快適に使用するためにも、計画的にメンテナンスしましょう。
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まとめ
本記事では、車の錆修理の料金相場や修理のポイントについて詳しく解説しました。錆は放置すると進行し、修理費用が高額になるだけでなく、車体の寿命や美観にも影響を及ぼします。
車の錆は、早めの対応と適切なメンテナンスが大切です。信頼できる修理業者を選ぶことで、高品質な仕上がりと費用の透明性を両立できます。
ピッカーズは、自社工場で部分補修を行うため、早く・キレイに・安くで対応できることが大きなメリットです。全国に1400店舗以上を展開し、ガソリンスタンドが運営している店舗が多いため、、給油のついでに気軽にご相談できます。
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