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2024.10.21

板金塗装とは?詳しい作業内容や期間・費用の目安も解説!

目 次

車の修理といえば板金塗装を思い浮かべる方が多いと思いますが、具体的にどんな作業をしているのか気になる方もいるでしょう。

また、愛車のへこみを直したいけれど、どこに頼めばキレイに仕上げてもらえるのか分からない方も多いでしょう。

そこで今回は、板金塗装作業の種類や作業工程を紹介します。依頼できる業者や費用相場、板金塗装はどんな車の状況に有効なのかも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

板金塗装とは

板金作業は主に、以下の3種類に分けられます。それぞれの作業内容をみてみましょう。

1. 外板板金

外板板金とは、外側のパネルの形を整える作業です。

たとえば、ドアはフレーム、外側パネル、内側パネルに分かれています。ドアの外板板金というと、外側パネルの修理を指します。外側パネルがへこんでしまった場合、その部分を元の形に戻す作業です。

具体的には、パネルの裏側から叩いて形を整えたり、表面から引き出したりします。パネルの裏から叩く場合はハンマーを当て、盤や溶接機などを使用して元の状態に戻すのが一般的です。

2. フレーム修正

フレーム修正とは、車の骨組みであるフレームの歪みを直す作業のことで「内板骨格修正」や「ボディー修正」とも呼ばれます。

事故などで強い衝撃を受けると、車のパネルだけでなくフレームも歪むことがあります。この場合、外装の修理だけでは不十分で、フレームの修正が必要です。

フレーム修正には、フレーム修正機などの専門機械を使います。これにより、歪んだフレームを元の形に戻したり、狂った車体の寸法を正確に修正したりできます。

3. パネルの取替

パネルの取替とは、パネルを新しいものに交換する作業のことです。パネルの修正では対応しきれない大きな破損や、修正の方がかえって費用が高額になる場合は、パネルの取替作業で対応します。

パネルの取替方法は車種によって異なりますが、一般的には「溶接」や「ボルトオン」といった手法が用いられます。溶接はパーツを熱で接合する方法で、ボルトオンはチューニングパーツなどをボルトやナットで取り付ける方法です。

板金塗装:塗装作業の種類

塗装作業は、全体塗装と部分塗装に分けられます。パネルを一枚まるごと塗装する場合は全体塗装、一枚のパネルを部分的に塗装する場合は部分塗装です。部分塗装は全体塗装よりも塗装部分の範囲が狭いため、費用を抑えられます。

板金塗装の流れ

板金塗装は、板金から塗装の流れで行われます。それぞれの作業工程をみてみましょう。

板金の流れは以下のとおりです。

 

  1. 損傷箇所の確認
    まずは損傷箇所を確認し、損傷の程度や板金作業が必要かを確認します。
  2. へこみに対するアプローチ方法を確認し、形を整える
    修正が必要な箇所を確認したら、どんなアプローチ方法で作業できるかをチェックします。表面・裏面のどこからアプローチするかもチェックポイントです。使用する工具や機械についても、何が必要か確認しましょう。準備できたら形を整えます。最も簡単な方法は裏面からの叩き出しです。状態によっては表面からへこみを引き出す方法や、より高度な作業が必要になります。このような場合には、専門の職人による高度な技術が必要です。
  3. 伸びた部分の絞り作業と研磨作業
    金属製は伸展作用があります。そのため、叩き出すと伸びた部分が出てくるため、解消するための絞り作業が必要です。伸びたままだと強度が落ちるため、放置したままではいけません。絞り作業は加熱方法を用いるため、作業後は焼けた跡や溶接の跡が残ります。残ったままだと板金後の塗装がキレイにできないため、研磨作業による表面を削る作業が必要です。研磨作業では、ロックサンダーと呼ばれる器具を使って表面を削り、表面を滑らかに整えます。研磨後はパテ付けをします。

 

板金が終われば、必要ない箇所に塗料がつかないようマスキングして塗装します。マスキングの邪魔になる部品は外しておきましょう。

続いて行う塗装の流れは、以下のとおりです。

 

  1. 傷のチェックと必要に応じて研磨作業
    塗装箇所の状態を再チェックします。細かい傷であっても仕上がりが変わるため、傷が残っている場合は研磨作業が必要です。
    研磨は専用のヤスリや研磨紙を使用します。最後にエアブローをかけて吹き飛ばし、研ぎ終わった塗膜に対して専用の塗料を塗布し、 再度全体を研磨します。
  2. 下地を塗布し乾燥させる
    下地を塗布するためのマスキングを行います。その後、下地を塗る部分の表面に脱脂を実施してから下地を塗りましょう。下地は2回行うのが適切です。
    塗布後は傷や歪みがないか確認し、問題なければマスキングを外し乾燥させます。ヒーターなどを使用すると時間を短縮できるでしょう。
  3. 塗装のためのマスキング
    さらに下地の表面を研磨し、下地を仕上げます。研磨後に残った表面の水分は、エアブローで吹き飛ばしておきましょう。
    次に、塗料がしっかり密着するように足つけを行います。その後マスキングをして塗装に移りましょう。
  4. 塗装作業
    希釈した塗料を複数回重ね塗ります。この時のポイントは最後の塗装をぼかすように全体になじませることです。塗装作業は、1回ごとに乾燥させてから進める必要があるため、時間がかかります。
  5. 塗装面の仕上げ
    塗装が終了すれば、仕上げ磨きです。再度マスキングして調整します。仕上げ専用の塗料を塗り込み研磨の跡を消したら、専用スポンジで磨き作業完了です。

最後は洗車して余分な汚れを洗い流し、納車します。

板金塗装が必要になる車の状況

板金塗装が必要なのは、車がどんな状態の時でしょうか。必要な状態に合わせた処置方法を紹介します。

ひっかき傷やこすり傷がある時

車の傷は程度によって板金塗装が必要です。たとえば、砂や小石の跳ね返りや枝葉がすれた時にできるような軽度な傷の場合は、板金塗装までは必要ありません。コンパウンドを使用して、傷を目立ちにくくするだけで十分です。

しかし、軽い傷でも広範囲な場合や深い傷の場合は、板金塗装が必要になります。傷による板金塗装の手順は、以下のとおりです。

 

  1. 傷の範囲を確認する
  2. サンドペーパーで傷周辺を研磨して傷を目立たなくする
  3. 塵などを取り除き塗料を塗る
  4. さらに研磨して平らにし、油分や汚れを取る
  5. マスキングしてから下地を塗る
  6. 乾燥させたら研磨して平らにする
  7. 仕上げる

 

へこみの場合よりも工程数は少なくなります。

へこみがある時

へこみを応急処置で隠すのは困難です。固いものにぶつけた時にできるような目立つへこみだけでなく、カバンをぶつけてできたような小さなへこみでも、板金塗装で直します。

へこみによる板金塗装は「板金塗装の流れ」で紹介した方法が一般的です。

板金作業の費用相場や期間の目安

板金塗装は、パーツによって費用や期間が異なります。また、作業内容が同じでも依頼する業者によっても異なります。

費用相場

パーツごとの費用相場は以下のとおりです。

  • バンパー:20,000〜40,000円程度
  • フェンダー:20,000〜60,000円程度
  • ボンネット:30,000〜50,000円程度
  • ドア:40,000〜50,000円程度
  • バックドア:50,000〜80,000円程度

パーツに加えて、傷やへこみの程度によっても費用は異なります。また、状態によってはパーツを交換する方が安く済む場合もあるため、業者に確認しましょう。

ピッカーズでは、キズやヘコミの修理のためご来店頂いたお客様には、無料にてお見積りをご提供させて頂いています。電話とネットからご予約が可能なため修理費用に不安のある方は、是非一度ご来店下さい。

期間の目安

パーツによって費用が異なるように、作業にかかる期間も異なります。パーツごとの期間の目安は以下のとおりです。

  • バンパー:2〜4日程度
  • フェンダー:3〜5日程度
  • ボンネット:1〜3日程度
  • ドア:5日〜1週間程度
  • バックドア:2〜4日程度

また、部品の取り寄せが必要な場合は、追加で日数がかかります。

ピッカーズWEBサイトでは、「修理箇所」「キズの状態」「メーカー」「車名」で板金修理事例を確認できます。修理日数や仕上がり具合、料金の参考となるため是非一度ご利用下さい。

依頼する業者によって異なる

板金塗装を依頼できる業者はいくつもあります。業者ごとに費用や作業にかかる日数が異なるだけでなく、仕上がりのクオリティや提供されるサービスも異なります。それぞれの業者の特徴を理解しておくことが大切です。

 

  • ディーラー
    仕上がりのクオリティを求めるならディーラーがおすすめです。塗料や部品などすべて純正部品を使用するため、修正していない部分との差ができにくく、理想の仕上がりを求められます。
    しかし、費用はほかの業者よりも高額になることが一般的です。純正品が高いため、作業費用自体が高くなります。また、ディーラーは契約している自動車修理工場に外注することがあるため、中間マージンが発生するのも理由のひとつです。
  • カー用品店
    カー用品店によっては板金塗装を行っています。営業時間が長く店舗数も多いため、利用しやすいことがメリットです。費用もディーラーよりも安い傾向にあります。
    しかし、カー用品店は修理専門業者ではないため、店舗による技術の差が大きいところがデメリットです。へこみの状態によっては対応してもらえない場合や、外注することによって高額になることもあります。
  • 自動車修理工場
    直接自動車修理工場に持ち込んでも板金塗装を受けてくれます。修理専門業者のため、高度な作業も受けてくれるところが魅力です。また、取扱メーカーや車種が多く、社外品も使用して修理してもらえます。
    ただし、修理工場によって技術や対応の差があるため、口コミなどを参考に、どこに依頼するかを見極めなければいけません。
  • ガソリンスタンド
    ガソリンスタンドによっては板金塗装に対応しているところがあります。いつも利用している近所ののガソリンスタンドが対応できるなら、気軽に持ち込みできるでしょう。
    また、身近なガソリンスタンドだからこそできる低価格での修理が期待できます。

 

 

まとめ

板金塗装とは、車のキズヘコミを板金と塗装の2つの工程からなる修理方法でキレイに仕上げる作業のことです。「板金」作業では車の凹んだ部分を専用の工具でキレイに元の状態に戻します。「塗装」作業では調色を塗料を塗って見た目をキレイに仕上げます。

板金塗装は、車のひっかき傷やこすりキズ、へこみ等に有効な修理方法です。

板金塗装は高額なため、DIYで修理しようと考える方もいます。しかし、きれいに仕上げるのは難しく、失敗した場合はリカバリーに費用がかかるため、おすすめしません。

ピッカーズは自社工場で行っているため、安心のクオリティを保ちながらも、お手頃な価格で対応いたします。部分補修も可能なので、必要な部分だけの修理ができます。

ピッカーズは、全国約1400店舗のネットワークを誇り、リーズナブルな価格でのキズ、へこみの修理をご提供します。お客様のクルマをキレイに仕上げる「ピッカーズ」にお任せください。