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2025.03.28

車をブロック塀で擦ったまま逃げたら?適切な対処法と必要な修理を解説!

目 次

車をブロック塀で擦ってしまった場合、その後の対応によって賠償金額や修理費用が大きく変わってきます。事故の直後は動揺してしまうものですが、慌てず警察に連絡し、適切に対応することが重要です。

この記事では、事故発生時の正しい対処方法から保険の適用、修理方法の選び方まで具体的に解説します。さらに、ディーラーやカー用品店、板金業者などそれぞれの修理先の特徴や費用の目安についても詳しく説明します。

車の傷を放置するリスクや修理の必要性についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

車をブロック塀で擦ったまま逃げたらどうなる?

車をブロック塀で擦った後に現場から立ち去ることは、道路交通法上の「当て逃げ」として扱われる重大な違法行為です。

この場合、1年以下の懲役または10万円以下の罰金という厳しい処罰を受ける可能性があります。さらに、運転免許証の点数が7点減点され、累積点数によっては免許停止や取り消し処分となる恐れもあります。

一方、事故の直後に警察への報告を行えば、軽微な物損事故として処理されることがほとんどです。近年は街頭防犯カメラやドライブレコーダーの普及により、事故の瞬間が記録されている可能性が非常に高くなっています。そのため、一時的に逃げたとしても後から特定される確率は極めて高く、その場合はより重い処罰を受けることになります。

このような状況を避けるためにも、事故を起こした際は速やかに警察に届け出を行い、適切に対応しましょう。

車をブロック塀で擦った時の対処

車をブロック塀にぶつけた場合、動揺してしまう方は多いでしょう。ここからは、車をブロック塀にぶつけた場合の対処法について解説します。

車を安全な場所に移動する

ブロック塀と接触事故を起こしてしまった場合は、まず二次被害の防止を最優先に考えることが大切です。事故現場が交通の妨げとなる場所であれば、直ちに路肩や近くの空き地など安全な場所へ車両を移動させます。

移動後は必ずエンジンを停止し、ハザードランプを点灯させましょう。また、後続車に事故を知らせるため、発炎筒や三角表示板を設置することが重要です。

警察に届け出る

安全な場所へ移動したら、速やかに警察へ連絡することが重要です。これは道路交通法で定められた義務であり、物損事故であっても必ず実施しなければなりません。

警察への通報は110番を利用し「物損事故が発生しました」と伝え、現場の住所や目印となる建物を説明します。警察官が到着したら、事故発生時の状況や車両の損傷状態、ブロック塀の被害状況などを詳しく説明しましょう。

ブロック塀の所有者への謝罪

警察への届け出を行った後、速やかにブロック塀の所有者への連絡と謝罪を行います。所有者が不在の場合は、警察官の立ち会いのもと、近隣住民や管理会社などに問い合わせて所有者の連絡先を確認します。

所有者と対面した際は、まず誠意を持って謝罪し、事故の状況を丁寧に説明します。その際、ブロック塀の損傷状況を一緒に確認し、修理や賠償についての話し合いを進めていきましょう。

また、後日の保険請求に備えて、損傷箇所の写真撮影や修理見積もりの依頼など、必要な証拠を収集することも大切です。

保険会社に連絡

現場での初期対応が一段落したら、加入している保険会社へ連絡しましょう。

事故受付窓口に連絡し、発生状況や損傷の程度を説明します。保険会社からは、事故対応の手順や必要書類について詳しい説明を受けられます。

また、損傷が軽い場合は、保険を使用せずに自己負担で修理することも可能です。修理費用の見積もりを確認した後、将来の保険料への影響を考慮して決定しましょう。

車をブロック塀で擦った時の保険適用

ブロック塀と接触事故を起こした場合、適用される保険の種類や補償内容を正しく理解しておくことが重要です。ここでは、適用される保険の種類や注意点について解説します。

補償がもらえるのは任意保険

自動車保険には、加入が法律で義務付けられている「自賠責保険」と任意で加入する「任意保険」の2種類があります。

自賠責保険は、人身事故における被害者への賠償責任を補償する保険であり、ブロック塀などの物損事故には適用されません。一方、任意保険は対物賠償保険など、さまざまな補償内容を組み合わせられるため、物損事故にも対応しています。

自賠責保険に加入していれば、法的には問題ありません。しかし、任意保険に加入していない場合、車両の修理費用やブロック塀の修繕費用は全額自己負担となります。

物損事故の修理費用は予想以上に高額になることも多いため、十分な補償内容の任意保険に加入しておくことが、経済的なリスクを軽減につながります。

こちらの記事では、板金修理の相場について解説しています。費用を抑えるポイントや修理できる内容も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

保険を利用する時の注意点

自動車保険を利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。

まず、保険を利用して車の修理を行う場合、等級が下がることが大きなデメリットです。具体的には、事故を起こして保険を利用すると、次年度の等級が3等級ダウンします。このダウンした等級は、3年間「事故あり」の状態が続くため、保険料が高くなることが避けられません。

さらに、車両保険に加入する際には免責金額を設定する必要があります。免責金額とは、修理代の自己負担額のことです。

たとえば、免責金額を10万円に設定した場合、修理代が100万円であれば10万円は自己負担となり、残りの90万円が保険金として支払われる仕組みです。修理費用が免責金額を下回る場合、保険を利用すると損をしてしまいます。

保険を利用するかどうかは、修理代金と免責金額、保険料の上昇分を比較して検討しましょう。

ブロック塀で擦った傷の修理代目安

ブロック塀との接触による車の傷を修理する場合、ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド・板金修理店の4箇所で修理する方法があります。それぞれに特徴があり、修理費用や品質に違いがあります。

ディーラーでの修理は、メーカー純正部品を使用し、高い品質と充実した保証が特徴です。しかし、多くの場合、実際の修理作業は外部に委託されており、中間マージンが発生するため、修理費用は高額となります。安心感は得られますが、コスト面では大きな負担となる可能性が高いです。

カー用品店は、気軽に立ち寄れる身近さが魅力です。幅広い修理サービスを提供していますが、店舗による品質のばらつきが課題となります。また、小規模な店舗では外注しているケースもあり、その場合の修理費用はディーラーとほぼ同等になることもあります。

ガソリンスタンドも店舗によってはキズ修理を受け付けていることがあり、給油や洗車のついでに相談できるので利便性が高いです。修理費用も比較的安く、短時間での修理に対応している店舗もあり、最短即日で修理が完了することもあります。

一方、板金修理店は4者のなかで最もコストパフォーマンスに優れているのが魅力です。板金塗装に特化した専門技術を持ち、ディーラーやカー用品店からの外注も請け負う実力があります。

さらに、修理に特化しているため作業効率がよく、修理時間の短縮も期待できます。また、中間マージンが発生しないため、比較的リーズナブルな価格で高品質な修理が可能です。

修理費用の目安は、業者や修理する部位によって異なります。ここからは、金額の目安についてまとめていきます。

ドア

各業者でドアの擦り傷を修理した場合の目安は、以下のとおりです。あくまで目安のため、へこみが大きい場合、ひっかき傷などの場合は、さらに高額な修理費用が必要となるケースもあります。また、車種によっても料金は大きく異なります。

10cm以内 20cm以内 20cm以上
ディーラー 30,000円~40,000円 40,000円~60,000円 40,000円~100,000円
10,000円~25,000円 20,000円~50,000円 40,000円~80,000円
板金業者 20,000円~30,000円 30,000円~50,000円 40,000円~80,000円

 

バンパー

各業者でバンパーの擦り傷を修理した場合の目安は、以下のとおりです。ただし、穴が開いていたり、大きく破損していたりする場合は、修理ではなくバンパーの交換が必要となります。思わぬ高額の請求とならないよう、修理前に費用を確認しておきましょう。

  10cm以内 20cm以内 20cm以上
ディーラー 15,000円~25,000円 25,000円~40,000円 40,000円~80,000円
  10,000円~20,000円 30,000円~40,000円 40,000円~
  5,000円~10,000円 33,000円~ 50,000~

 

フェンダー

フェンダーとは、車の前後のタイヤを覆うように取り付けられた部位のことです。各業者でフェンダーの擦り傷を修理した場合の目安は、以下のとおりです。

 

ピッカーズでは、国産車・輸入車別に料金を掲載しています。キズの大きさや種類ごとの料金を一覧で確認できます。ぜひあわせてご覧ください。

  10cm以内 20cm以内 20cm以上
ディーラー 40,000円~50,000円 50,000円~60,000円 60,000円~
カー用品店・ガソリンスタンド 10,000円~30,000円 30,000円~40,000円 50,000円~
板金業者 5,000円~ 25,300円 30,000円~

車をブロック塀で擦った傷の修理は必要?

車のブロック塀との接触による傷は、その程度によって修理の必要性が変わってきます。ここでは、傷の状態別に修理の必要性を判断する基準や、放置した場合のリスクについて解説します。

放置した時のリスク

車の傷を放置してしまうと、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。

最も気をつけたいのは、サビの発生です。ブロック塀との接触で塗装が剥がれ、下地の金属が露出してしまうと、雨水や湿気でサビが発生しやすくなります。一度サビが発生すると、徐々に範囲が広がっていくため、修理もより難しくなります。

また、小さな傷でも放置しておくと、日々の運転による振動や気候の影響で傷が広がる可能性が高いです。その結果、当初は簡単な修理で済むはずだった傷が、大掛かりな修理を必要とするまでに悪化してしまい、修理費用が初期の段階と比べて大幅に高くなるケースもあります。

さらに、外装の傷は車の資産価値にも影響をあたえます。さまざまなリスクを考慮し、車の傷は早めに修理しましょう。

修理内容

ブロック塀との接触による傷は、その程度によって適切な修理方法が異なります。ここでは、部分塗装と板金塗装について解説します。

部分塗装

部分塗装は、傷がついた箇所のみを塗り直す修理方法です。比較的軽度な傷に適しており、修理費用は傷の大きさや場所によって異なります。とくにルーフは作業範囲が広くなり、作業がしにくいため高額となります。

また、塗装の種類によっても費用が異なるのが一般的です。単色のソリッド塗装を基準とすると、次に金属片を含むメタリック塗装が高く、マイカ(天然の鉱石)を含むパール塗装が一番高額となります。

浅い傷であればタッチペンやパテを使い、自分で修理することも可能です。しかし、きちんと修理するには専門的な知識と技術が必要となります。

プロであれば、周りの色に合わせて綺麗に仕上げてくれます。修理を依頼する際は、傷の大きさや場所、塗装の種類を確認して見積りをとりましょう。

板金塗装

板金塗装は、深い傷やへこみを修復する修理方法です。傷の周囲の塗装を剥がし、専用の工具でボディを叩いたり引っ張ったりしてへこみを修正した後、新しく塗装を施します。
修理の工程は、大きく3段階に分かれます。まず板金作業では、傷の状態を詳しく確認し、専用工具を使ってへこみを丁寧に修正します。
次に下地作業として、修正箇所の塗装を剥がしてパテを埋め込み、乾燥後に表面を滑らかに仕上げます。最後の塗装作業では、下地、中塗り、上塗りと3〜4回に分けて丁寧に塗装を重ねていくという流れです。
この方法は、フレームの変形といった大きな損傷も美しく修復できるというメリットがあります。

擦った傷の修理はガソリンスタンドがおすすめ

軽度な傷を修理するのであれば、ガソリンスタンドがおすすめです。ガソリンスタンドの修理は、料金の安さ・作業の速さ・気軽に相談できる点が魅力です。傷の大きさに応じた料金設定がされており、比較的リーズナブルな価格で修理できます。

また「クイック鈑金」などの迅速な修理サービスを提供している店舗もあり、最短で即日修理が完了することもあります。

さらに、普段から利用する場所であるため気軽に相談がしやすく、作業工程や修理期間なども分かりやすく説明してもらえます。軽度な傷の修理の場合は、身近で安心して任せられる修理先として検討してみましょう。

ピッカーズでは、無料見積もりの来店予約を公式サイトからできます。ご希望店舗や必要事項を入力すれば、予約が完了します。電話でも受け付けているため、あわせてご覧ください。

まとめ

車をブロック塀で擦ってしまった場合、適切な初期対応が大切です。まずは周囲の安全を確認し、警察に届け出た後、保険の適用可否や修理方法を検討しましょう。修理方法は傷の程度によって異なるため、信頼できる業者選びが重要です。

ピッカーズでは、自社工場での修理を行うため、安価で高品質な対応が可能です。部分補修に特化しており、傷の大きさや状態に応じた柔軟な対応ができます。必要な部分だけを補修することで、コストを抑え、修理期間も短縮できます。

また、全国に1400店舗以上展開しており、ガソリンスタンドでの給油ついでに修理を依頼できる手軽さが魅力です。「早い・安い・キレイ」な車の修理をお求めの方は、まずは最寄りのピッカーズ店にご相談ください。