羽島市について

宿場町として旅路を支えてきた羽島市

岐阜県羽島市は、岐阜県内で唯一の新幹線駅となる、岐阜羽島駅が存在する市です。 歴史的には、縄文時代、7,000年前はまだ海の中にありましたが、弥生時代の遺物が出土しており、遅くとも弥生時代には定住が始まったと見られています。 また、歴史的には、古事記の中でヤマトタケルが立ち寄ったとする記述があるなど、旅路の街として発展し、古代から近世まで、熱田神宮と不破関を結ぶ道の一部を構成する美濃路の宿場町として知られてきました。 さらに、長良川と木曽川に挟まれた地理的特徴から、軍事的な拠点としても大きな価値を持っており、源平合戦や小牧・長久手の戦い、関ケ原の戦いなど、数多くの戦いで戦場になってきたことでも知られています。 木曽川と長良川に挟まれた土地柄から、古くは河川の氾濫に悩まされがちでした。 しかし、江戸時代から明治時代にかけて大規模な治水工事が進められた結果、木曽三川分流工事以降は、洪水被害に悩まされることもあまりなくなり、現在では、新幹線も通る交通の便のよい街として発展を続けています。

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• 羽島市全域

羽島市のおすすめドライブスポット

旅路の街として発展しつつ、洪水被害と戦ってきた羽島市には、現在でもかつての治水の遺跡が残っています。 石田の猿尾は、薩摩藩が江戸時代に請け負った宝暦治水の名残で、猿尾堤と呼ばれる、木曽三川流域に特徴な堤の跡地です。 猿尾堤は、河川の真ん中へと突き出すことによって、川の流れを減速させ、洪水が起きたときの被害を食い止める役割を果たす堤防です。 このときの川への突き出し方が、猿の尾に似ていることが、その名前の由来になっています。 猿尾堤は、江戸時代から明治時代に作られており、昭和以降の治水工事の結果、多くは失われてしまっていますが、石田の猿尾は、現存する遺構の一つです。 下流あたりは、過去八神渡船の船着き場として活用されていた歴史もあります。 車でアクセスする場合、名神高速道路岐阜羽島I.Cから、10分以内の距離にあるため、比較的訪れやすい場所にあるといえるでしょう。

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