岡山市中区について

文化的価値にも自然的価値にも恵まれた中区

岡山市中区は、2009年に岡山市の政令指定都市への移行に伴って誕生した、比較的新しい地域です。 その名の通り、地理的には岡山市の中央部に位置していますが、岡山市の発展の中心となってきたのは北区であるため、県庁や市役所などの建物は、すべて中区ではなく北区にあります。 都市としての中心的機能を北区に譲った代わりに、中区は、百間川を中心とした自然地帯や旧制第六高等学校の設置など、自然地区・文教地区として発展を遂げてきました。 実は百間川は江戸時代に旭川の反乱が岡山上に及ばないようにするために開削された人工河川で、岡山では9月4日に初の世界かんがい施設遺産に登録されたばかりで、一級河川に認定され、天然記念物のアユモドキも生息するほど自然豊かです。 また、漱石門下で育った作家、内田百閒の故郷かつペンネームの由来としても知られております。 さらに周囲では、縄文時代から室町時代まで続いていた集落跡地、百間川遺跡が見つかるなど、百間川流域は文化的にも高い価値があることが大きな魅力の一つです。

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岡山市中区のおすすめドライブスポット

このように、歴史的・文化的価値も、自然的価値も育んできた中区ですが、その中でも魅力的なドライブスポットだといえるのは、夢二郷土美術館の本館でしょう。 岡山県出身で、大正ロマンを代表する芸術家、竹久夢二の作品を約2000点所蔵しており、その中から厳選された100点を常設展示としている、夢二専門の美術館です。 まだ旧制第六高等学校があった頃の中区に思いを馳せながら、岡山から生まれた大正ロマンの風に浸ることは、この本館でしかできない体験です。 夢二郷土美術館は、山陽自動車道岡山I.Cから約30分の距離のところにあります。 お一人で楽しむにも、気の合う二人でロマンチックなデートを楽しむにも向いているスポットですので、ぜひ中区へのドライブの際には、お気軽に立ち寄ってみるとよいでしょう。

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