Picars CAR REPAIRLING COMPANYPicars CAR REPAIRLING COMPANY

  • ご来店予約で¥1,100OFF
  • 見積無料 ネット予約
  • 愛車のキズ・へこみを安くキレイに直すなら、板金(鈑金)修理の全国ネットワーク【Picars/ピッカーズ】

2025.03.28

車を擦ったかも?不安を解消するための対応策を個別ケースと一緒に解説

目 次

車を運転していると「他人の車や壁に擦ったりぶつけたりしてしまうかもしれない」と不安に感じることもあるでしょう。どちらも日常的に起こりえることなので、適切な対処法を理解しておく必要があります。

この記事では、車を擦ってしまったかもしれないと不安に感じた時の適切な対処法について詳しく解説します。大きなトラブルに発展しないよう、有効な証拠の集め方についてもまとめましたので、参考にしてください。

車を擦ったかもしれないと不安な時は警察に相談する

車を擦ったかもしれないと不安に感じたら、まず警察に連絡しましょう。衝撃音が聞こえなかった、あるいは傷がなかったとしても連絡することをおすすめします。

ここでは、それぞれの状況において相談すべき理由などを解説します。

音がしなくても擦ったと思ったら確認する

運転中に何かに接触したかもしれないと感じた場合、たとえ衝撃音が聞こえなかったとしても、車体の状態を確認しましょう。その場ですぐに確認しようとすると、後続車に気づかず事故に遭う可能性があります。

そのため、まずは周囲の状況を確認して、車を安全な場所へ停車しましょう。確認した結果、軽微なものであっても、車に傷が見つかった場合は適切な対応を取る必要があります。規模の大小に関係なく、接触は「交通事故」に該当するためです。

とくに、狭い駐車場や細い路地などでは、気付かぬうちに壁や障害物に車を擦ってしまうことが多いです。また、音が聞こえなかったからといって接触していないとは限りません。

接触の有無を確認する際は、以下の3点を丁寧にチェックしましょう。

●車の外観を目視で確認する
●触れて確認する
●相手側の状況を確認する

まずはボディに目立った傷やへこみがないかを、車の前後左右すべての角度から確かめます。とくにドアミラーやバンパーなどの突出した部分は接触しやすい箇所のため、慎重に観察してください。

接触した可能性がある箇所を手でなぞり、手触りに異常がないか確認するのも有効です。塗装がわずかに削れている程度の損傷は、光の加減によっては見えづらいため、指先の感触で確認するとよいでしょう。

自車に異常が見られなくても、近くに駐車中の車や壁、ガードレールなどがある場合、それらに傷がついていないかチェックします。万が一、塗装の剥がれやへこみが確認できた場合は、警察に連絡して報告する必要があります。

道路交通法第72条では、事故を起こした場合、運転者は直ちに車を停止し、必要な措置を取ることが義務付けられています。したがって、音がしなかったためその場は通過したが、後になってやはりぶつかったかもと不安を感じる場合は、警察に事情を相談するのもよいでしょう。

出典:(デジタル庁)(e-GOV 法令検索 道路交通法 第七十二条)(https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105#Mp-Ch_4-Se_2-At_72:~:text=%E3%81%AE%E6%8E%AA%E7%BD%AE%E7%AD%89-,%EF%BC%88%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AE%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AE%E6%8E%AA%E7%BD%AE%EF%BC%89,%E7%AC%AC%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%8C%E6%9D%A1,-%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%8C%E3%81%82)

警察への報告は、事故が発生した日時や場所を明確にし、必要な対応を取るためには不可欠です。第三者の所有物に影響を及ぼした可能性がある場合は、後から「当て逃げ」として追及されるリスクを避けるためにも、速やかに連絡を入れることが重要です。

傷がなくてもぶつかったかもと思ったら警察に相談しておく

運転中に何かに接触したかもしれないと感じた場合、目に見える傷がなかったとしても、警察へ連絡するのが適切な対応です。衝撃がわずかで車両や物に明確な損傷が見当たらなくても、目に見えない影響が出ている可能性があるため、慎重な対応が求められます。

「何かにぶつかったかもしれない」と思った時点で、すぐに安全な場所へ車を停め、車両や周囲の状況を確認しましょう。確認時に接触の痕跡が見つからない場合でも、不安が拭えないようであれば警察へ相談するのが望ましいです。

交通事故は、軽微なものであっても法律上の報告義務が生じるケースがあるため、現場を離れる前に判断を下すことが大切です。

また、接触時に音や振動を感じた場合や近くに車両や構造物があり損傷が発生した可能性がある場合は、迷わず110番へ通報します。とくに、人が関わる事故の場合は、速やかに連絡しましょう。

時間が経過してから何かに接触した可能性があると感じた場合も、警察へ報告することをおすすめします。警察が状況を把握し、必要な手続きを案内してくれるため、自身の責任を果たすうえでも適切です。

警察へ連絡すると「交通事故証明書」が発行される可能性があります。これは、車両の修理や保険の申請時に必要となる重要な書類です。万が一、後から被害者が申し出た場合でも、事前に届け出を行っていれば適切な手続きを踏めるため、法的なトラブルを回避できます。

「ぶつけたかもしれない」と感じたまま何もしないと不安が残り、後々まで心の負担となります。安心して過ごすためにも、傷がなくても車を擦ったと感じたら、警察に相談して必要な手続きを済ませましょう。

こちらの記事では、板金修理の相場について解説しています。費用を抑えるポイントについても取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

車を擦ったことに後で気づいた時の対応は?

後で気づいた時の対応として考えられるのは、以下のとおりです。

●そのまま立ち去ると当て逃げになる可能性がある
●ドライブレコーダーの記録を確認する
●日時や状況の記録をとっておく
●後日でも自ら申告すれば減刑される可能性がある
●警察の受付時間
●警察はメールでの返信は行っていないことが多い
●トラブルに発展した場合は生活安全課に相談する

それぞれの対応について解説します。

そのまま立ち去ると当て逃げになる可能性がある

運転中に何かに接触したと認識しながらも、確認せずに走り去る行為は「当て逃げ」に該当する可能性があります。当て逃げと判断されると厳しい罰則が科されるため、接触の疑いがある場合は速やかに停車して状況を確認し、必要に応じて警察へ連絡しましょう。

当て逃げは、道路交通法において報告義務違反や危険防止措置義務違反として処罰の対象です。報告義務を怠った場合は3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科される可能性があります。

出典:(デジタル庁)(e-GOV 法令検索 道路交通法 第百十九条)(https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105#Mp-Ch_8:~:text=%E7%BD%B0%E9%87%91%E3%81%AB%E5%87%A6%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82-,%E7%AC%AC%E7%99%BE%E5%8D%81%E4%B9%9D%E6%9D%A1,-%E6%AC%A1%E3%81%AE%E5%90%84%E5%8F%B7)

危険防止措置を講じなかった場合には、1年以下の懲役または10万円以下の罰金が適用されることがあります。また、交通違反の点数制度に基づき、免許停止や取消処分の対象となるケースも少なくありません。

出典:(デジタル庁)(e-GOV 法令検索 道路交通法 第百十七条の五)(https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105#Mp-Ch_8:~:text=%E7%BD%B0%E9%87%91%E3%81%AB%E5%87%A6%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82-,%E7%AC%AC%E7%99%BE%E5%8D%81%E4%B8%83%E6%9D%A1%E3%81%AE%E4%BA%94,-%E6%AC%A1%E3%81%AE%E5%90%84%E5%8F%B7)

接触事故を起こした可能性がある場合はその場を離れず、安全を確保したうえで速やかに状況を確認し、警察へ連絡しましょう。後日、事故が発覚して申告する場合でも、早めに自ら報告すれば減刑される可能性があります。

ドライブレコーダーの記録を確認する

運転中に何かに接触したかもしれないと不安になった際は、ドライブレコーダーの映像を確認しましょう。映像や音声の記録が残っていれば、実際に何が起きたのかを客観的に把握しやすくなります。

たとえば、接触した感覚はあったものの、はっきりとした衝撃音が聞こえなかった場合に有効です。記録を見直すことで実際に接触があったのか、何か別の要因による振動だったのかを確認できます。

ドライブレコーダーは、事故の有無を判断するのに役立つだけではありません。万が一、相手の車両や構造物に損傷を与えていた場合に、ドライブレコーダーの映像が警察への報告や保険会社との手続きに役立ちます。

なお、確認の際には誤って映像を削除してしまわないよう注意が必要です。多くのドライブレコーダーは一定時間が経過すると古いデータが自動的に消去されるため、接触の可能性がある場合は早めにデータを保存しておきましょう。

日時や状況の記録をとっておく

運転中に何かに接触したかもしれないと感じた際は、その時の状況を記録しておくことが重要です。人の記憶は時間とともに曖昧になり、後になって詳細を思い出せなくなる場合があります。

まず、発生した日時を正確にメモしましょう。何月何日、何時ごろに、どの場所でどのような状況だったのかを整理して記録します。

また、以下の項目についても書き留めておくと、後で冷静に振り返る際に役立ちます。

●どんな音や振動を感じたのか
●どの道を走行していたのか
●周囲の交通状況
●車の速度
●天候

また、記録としてスマートフォンで写真を撮影するのも有効です。自車の状態だけでなく、停車した場所や周囲の景色、接触した可能性がある車両や物の様子を記録しておくと、後の確認作業がスムーズに進みます。

後日でも自ら申告すれば減刑される可能性がある

運転中に接触事故を起こした可能性があるにもかかわらず、その場では気づかなかったり、判断に迷って報告しなかったりするケースもあるでしょう。こうした場合、後日みずから警察に申告すれば、悪質性が低いとみなされる可能性があります。

なお、被害者が警察へ届け出を行わなければ、当て逃げの案件として扱われることはありません。しかし、後になって相手が損傷を発見して通報した場合には、加害者が無断で現場を離れたことが問題視される場合も考えられます。

したがって、加害者側が先に申し出ておくことは重要です。加害者にとってもよりよい結果につながる可能性が高いといえます。

警察の受付時間

軽微な接触事故について後から相談したくなった場合、#9110番に電話して相談しましょう。緊急通報ではなく、交通事故やトラブルの相談を目的とした窓口のため、24時間対応ではありません。

そのため、対応時間外に連絡しても、即時の対応が難しい場合があります。万が一の状況に備えて、事前に受付時間を把握しておきましょう。

なお、一般的に多くの警察署の受付時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までと定められています。夜間や週末、祝日に事故の可能性を認識した場合は、翌営業日まで待ってから相談することになるでしょう。

受付時間外に相談を希望する場合は、最寄りの警察署の公式サイトを確認し、個別の対応時間を調べましょう。警察署によっては、時間外対応が可能な場合もあります。

警察はメールでの返信は行っていないことが多い

接触事故を起こした可能性があり、警察へ相談したいと考えた際、メールで連絡を取ろうとする人もいるでしょう。しかし、警察機関ではメールでの問い合わせに対し、返信を行わないのが一般的です。

事故対応には迅速な情報収集が求められ、詳細なやり取りが必要となるためです。事故の当事者であれば、メールでの連絡ではなく、電話または直接警察署や交番へ出向いて報告することが大切です。

事故の発生状況や被害の程度を正確に伝え、必要な手続きを進めるためにも、対面または電話でのやり取りが適しています。

トラブルに発展した場合は生活安全課に相談する

車をぶつけた可能性があり、相手と話し合いをしているうちにトラブルへと発展した場合は、警察の生活安全課へ相談することもひとつの選択肢です。生活安全課は、日常生活に関わる様々な問題に対応し、地域社会の秩序を守るために活動しています。

この部署は、防犯対策や犯罪の未然防止を目的とし、住民の安全を確保するためのさまざまな業務を担当しています。トラブルが事故処理の範疇を超え、恐喝や脅迫に発展する恐れがある場合には、早めに相談するのが望ましいでしょう。

ただし、生活安全課はあくまでもトラブルに対する助言や対応をサポートする部署である点には注意が必要です。民事上の問題や示談交渉を仲介するわけではありません。

事故後の対応をめぐって相手と意見が対立し、自力での解決が難しくなった場合には、弁護士や保険会社と連携して対応しましょう。

物損事故の個別ケースの対処法

以下2つの個別ケースの対処法を見ていきましょう。

●駐車場でドアパンチをしてしまった
●他人の家の外壁を擦ってしまった

それぞれの事例について解説します。

駐車場でドアパンチをしてしまった

車のドアを開ける際に、誤って隣の車に接触してしまう行為を「ドアパンチ」と呼びます。ドアパンチは、駐車場で頻繁に発生するトラブルのひとつです。わずかな衝撃でも、小さなへこみや塗装に傷がつくことがあり、放置するとトラブルの原因となる可能性があります。

ここでは、ドアパンチをしてしまった際の対処法について解説します。

傷の有無に関わらず警察に連絡する

傷が見当たらなくてもまずは警察に報告しましょう。その場で確認して問題がないように見える場合でも、光の加減や角度によって細かい傷が判明することがあります。

放置してその場を離れてしまうと、後になって相手が損傷を発見した際に、トラブルへ発展する可能性があります。

当事者間での示談は避ける

駐車場でドアを開けた際に相手の車に接触した場合、その場で話し合って解決しようとするケースが少なくありません。しかし、当事者同士の示談は後々トラブルの原因になりやすいため、慎重な対応が求められます。

たとえば、その場では合意に至ったにもかかわらず、後日相手が修理費を請求するケースや予想以上に損傷が深刻であると判明する場合もあります。こうした事態を防ぐためにも、警察へ報告し、保険会社を通じて適切な手続きを取ることが望ましいでしょう。

他人の家の外壁を擦ってしまった

住宅街は道が狭いことが多く、カーブを曲がる際などに住宅の塀や外壁に車を擦ってしまうことがあります。このような場合の対処法は、以下の2つです。

●警察に連絡する
●家主へ謝罪をする

それぞれの対処法について解説します。

警察に連絡する

住宅の塀や外壁に車を擦った場合は、速やかに警察へ連絡するのが義務です。わずかな傷であっても、そのまま立ち去ると当て逃げとみなされ、処罰の対象となる可能性があります。

物損事故の場合、懲役刑や罰金といった刑事罰の対象にはなりません。また、免許の点数も減点されないため、免停や取消といった行政処分を受けることもありません。

適切な対応を取れば処罰の対象とならずに済むため、警察へ連絡しましょう。

家主へ謝罪をする

住宅の外壁や塀を擦ってしまった場合、家主に対して誠実に謝罪しましょう。家主が不在で謝罪できない場合は警察の指示に従い、後日改めて連絡を取ります。

なお、軽微な傷であれば、修理費用の請求が発生しないケースもあります。しかし、建物の材質や状態によっては修理費が高額になる可能性もあります。

店舗の外壁に損傷を与えた場合、営業に支障が出ることも考えられます。賠償責任を明確にするためにも、保険会社と相談しながら対応を進めましょう。

当て逃げされて気付かなかった時の対処法は?

対処法は以下の3つです。

●警察へ通報する
●証拠を集める
●自身が加入している保険会社へ連絡する

それぞれの対処法について解説します。

警察へ通報する

当て逃げの被害に気付いた際は、できるだけ早く警察に通報することが重要です。警察が被害届を受理すれば、捜査が開始されますが、事故発生から時間が経過すると、現場に残された証拠や目撃証言の収集が難しくなります。

捜査で行われることは、以下のとおりです。

●被害車両の損傷状況の確認
●現場の記録
●証拠の保全

ただし、どこで当て逃げに遭ったのかが不明確な場合、被害届が受理されない可能性もあります。事故に気付いたら、まずは警察へ相談し、状況を正確に伝えることが大切です。

証拠を集める

証拠を集める際、役立つのがドライブレコーダーの記録と、目撃者の証言や防犯カメラの映像です。それぞれなぜ役立つのかなどを解説します。

ドライブレコーダーの記録を確認する

ドライブレコーダーの映像は有力な証拠になります。ドライブレコーダーを搭載している場合は、当て逃げされた瞬間の記録が残っていないか確認し、映像を保存しておきましょう。録画機能には、以下のような種類があります。

●衝撃検知録画:衝撃を感知した際に自動で記録を開始する
●動体検知録画:動体を検知すると撮影する
●常時録画:常に録画し続ける

当て逃げ対策には、衝撃を感知して録画するタイプがとくに有効です。また、メモリ容量の制限により、一定期間が過ぎると映像が上書きされてしまうため、早めにデータを保存しておきましょう。

警察に被害届を提出する際、映像データも一緒に提供すると、加害者の特定がしやすくなります。

目撃者や防犯カメラから情報を集める

目撃者の証言や防犯カメラの映像は、加害者を特定するための重要な手がかりです。事故現場に居合わせた人がいれば、加害車両の特徴や逃走方向などの情報を得られる可能性があるため、周囲にいる人に声をかけて協力を求めましょう。

また、周辺に設置されている防犯カメラの映像も、加害車両のナンバーや事故の瞬間を捉えている可能性があるため、貴重な証拠となります。駐車場内で事故が発生した場合は、管理事務所に連絡を取り、防犯カメラの映像提供を依頼するとよいでしょう。

ただし、防犯カメラの映像は一定期間で上書きされることが多い点には注意しなければなりません。できるだけ早めに確認し、必要に応じて警察と連携しながら証拠を確保することが大切です。

自身が加入している保険会社へ連絡する

修理費の負担を抑えるためにも、早めに保険会社へ相談しましょう。加害者が特定できない、あるいは賠償能力がない場合、修理費は被害者自身が負担しなければならない可能性があります。そのような事態に備え、補償内容を確認しておきましょう。

とくに、車両保険に加入しているかどうかがポイントです。契約内容によっては、当て逃げが補償対象にならない場合もあります。たとえば、エコノミー型の車両保険は当て逃げによる損害が補償されないケースが多いです。そのため、保険の種類や補償内容・適用条件を事前に確認しておくと安心です。

ただし、保険を利用すると等級が下がり、翌年度以降の保険料が上がる可能性があります。修理費と保険料の増額分を比較し、どちらが負担を抑えられるか慎重に判断しなければなりません。

事前に保険会社へ連絡し、補償内容と費用のバランスを考慮しながら、最適な対応策を検討しましょう。

車を擦った時にやってはいけないことは?

避けたほうがよい行為は以下の2つです。

●車の傷を放置する
●自分で修理する

なぜすべきではないのかをそれぞれ解説します。

車の傷を放置する

車のボディにできた傷をそのままにしておくと、時間の経過とともに劣化が進み、修理費用が高額になる恐れがあります。とくに、塗装が剥がれ金属面にまで達している場合、空気や水分と触れて酸化が進み、錆が発生しやすくなります。

一度錆びると、広がるスピードは非常に速いです。ボディの強度にも影響を及ぼす可能性があります。

さらに、傷が浅く見えても、雨風や直射日光によるダメージが積み重なると、塗装の剥がれが広がりやすくなるため注意が必要です。湿気の多い環境や冬場の凍結防止剤が撒かれた道路を走る機会が多い場合、傷口から腐食が進行しやすくなります。

このように、小さな傷でも放置すると大きな損傷につながる可能性があります。専門の業者に相談し、必要に応じて早めに修理を依頼しましょう。

ピッカーズの板金料金表は、こちらのページからご確認いただけます。板金修理の料金と日数の目安についてもご案内しておりますので、ぜひご覧ください。

自分で修理はやらないほうがよい

車の傷を修復しようと自分で修理を試みる人も少なくありません。しかし、専門的な知識や技術がない状態で作業を進めると、かえって傷を広げてしまう可能性があります。

たとえば、修理の際に塗装が不均一になったり、研磨時に他の部分を傷つけてしまったりするなどです。こうした事態に陥ると、仕上がりが悪くなるばかりか、修理費用の増加にもつながります。

また、塗装やパテ埋めを適切に行わないと、修理後に浮きやひび割れが発生し、結果的に車の耐久性を損なう可能性があります。一見きれいに直ったように見えても、時間が経つにつれて修理箇所が劣化し、再修理が必要になるケースも少なくありません。

さらに、DIYでの修理が原因で車検に通らなくなる可能性がある点にも注意が必要です。傷の深さや範囲にかかわらず、プロの修理業者に依頼するほうが確実で、安全性も高いといえます。

まとめ

車を運転していると、ふとした瞬間に「擦ったかもしれない」と不安を感じることもあるでしょう。接触の有無がはっきりしない場合でも、適切な対応を取らなければ、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

実際、軽微な接触でも道路交通法上の「事故」とみなされる場合があります。そのため、不安に感じたらすぐに周囲の状況や車両を確認し、警察に報告しましょう。

また、後から傷に気づいた場合も、適切に対処すれば、処罰が重くならずに済みます。当て逃げの被害に遭った場合は、ドライブレコーダーの映像や目撃者の証言、防犯カメラの映像など、確実な証拠を集めておきましょう。

もし車の傷を見つけた場合には、放置せず早めに修理することが大切です。小さな傷でも放置すると錆びや劣化が進行し、修理費用が高額になる可能性があります。また、DIY修理は仕上がりや安全性の面でリスクをともなうため、専門の業者に依頼するのが安心です。