Picars CAR REPAIRLING COMPANYPicars CAR REPAIRLING COMPANY

  • ご来店予約で¥1,100OFF
  • 見積無料 ネット予約
  • 愛車のキズ・へこみを安くキレイに直すなら、板金(鈑金)修理の全国ネットワーク【Picars/ピッカーズ】

2025.04.25

止まってる車にぶつけた際の賠償費用は?車の修理代や車両保険の注意点も解説

目 次

車で事故を起こした場合に気になるのが、賠償費用です。とくに、止まっている車にぶつけてしまった場合は、こちらの責任が重くなることが想定されます。負わなければならない責任の範囲や保険の適用の有無について気になる人も多いはずです。

そこで本記事では、止まっている車を相手に事故を起こした場合の賠償費用や修理代について解説します。

自動車の事故は起こさないに越したことはありませんが、賠償額の範囲や修理代の目安、また事故を起こした際にすべきことや、反対にすべきでないことをあらかじめ知っておくことで、万が一の場合にも落ち着いて行動できるはずです。

現在事故を起こしてしまい困っている人にとっても今後の行動の目安になるので、ぜひ参考にしてください。

止まってる車にぶつけた際の賠償費用は?

止まっている車にぶつけてしまった場合、生じた損害に対して賠償費用を支払う必要があります。生じうる損害としては、ぶつけた車の持ち主の負傷や、車自体の破損、また事故が起きた現場周辺の設備などがあります。

とくに、止まっている車相手の事故の場合は駐車場内で起きるケースが多く、場内の設備を壊してしまった場合はそれらの弁償も必要です。

加害者の場合は修理代を負担する

止まっている車にぶつけた場合、加害者として修理代を負担する責任が発生します。相手の車の損傷に対する補償が必要で、状況によっては相手の車の搭乗者の治療費なども補償の対象になる場合があります。

保険に加入していれば対物賠償責任保険でカバーできますが、未加入の場合は全額自己負担となります。通常、止まっている車への衝突は加害者の過失が100%と判断されやすいです。そのため、事故後は速やかに保険会社や専門家に相談することが大切です。

必要な賠償費用の種類

止めてある車にぶつけた時にかかる賠償費用として、まず考えられるのが修理費用です。ぶつけた車体の修理費用の他、事故を起こしたのが駐車場内だった場合などには、設備の修理費用が発生する場合があります。

また、修理中は車が使えなくなるため、代車費用を請求されることがあります。ぶつけた車が業務用だった場合は、収入が減少してしまった分を埋めるための休車損害分の補償を請求される可能性も高いです。

この他、相手が高級車や新車の場合、事故により市場価値が下がったことで評価損を請求されることもあります。とくに、高級車の場合は請求額が高額になるケースが高いです。

事故時に人が乗車しており、ケガをした場合は治療費や休業補償を求められる可能性もあります。

修理代は車の時価額が上限になる

修理代は車の時価額が上限となります。たとえば、10年前の軽自動車(時価額20万円)に衝突し、修理見積もりが30万円でも、賠償額は20万円までです。加害者はそれを超える分を負担する必要はありません。

ただし、時価額は車種や年式で異なり、評価が難しい場合もあります。保険会社や鑑定士が判断するため、正確な確認が重要です。

賠償費用は任意保険で補える

車の所有者は、自賠責保険への加入が義務付けられています。しかし自賠責保険では、物損事故の賠償はカバーされません。また、人身事故でも限度額は3,000万円で、万が一被害者が死亡したり重い後遺症を負ったりすると、自賠責ではまかないきれません。

そのため、ドライバーは自賠責保険だけでなく、任意保険や共済への加入が必要です。

止まってる車にぶつけた際の対処法は?

自分が加害者として、止めてある車にぶつけてしまった場合は、事故の被害を最小限に食い止めるために、必要なことを行わなければなりません。ここでは事故の当事者として取るべき行動について解説します。

負傷者の確認をする

自動車をぶつけた場合、まず必要なのは負傷者の確認です。止まっている車にぶつけた場合でも安易に物損事故と判断せず、必ず誰もけがをしていないことを確認してください。止まっている車に衝突した際、相手が車内にいる可能性があります。

また、車内に誰もいなかった場合でも、飛散物によって近くにいる人がけがをしている可能性があります。周囲をよく見て声をかけ、状況を把握しましょう。

さらに、相手や近くにいた人がケガをしていた場合は、症状に関わらず必ず病院を受診することが大切です。軽いと思っていたケガが後から悪化するケースもあるため、早めの対応が重要です。

二次被害を防止する

負傷者の確認が終わったら、二次被害の防止に努めましょう。事故後は速やかに車を安全な場所に移動し、後続車との衝突を防ぎます。道路上に停止する場合は、ハザードランプを点灯させ、三角表示板や発煙筒を設置して周囲に注意を促します。

とくに、高速道路や見通しの悪い場所では、迅速な対応が求められます。また、負傷者がいる場合は、無理に動かさず安全を確保しながら救助を待つことが大切です。事故現場に車体の破片やガードレール、コンクリートの破片が飛び散っている場合は、それらの危険物を除去する義務もあります。

事故現場に留まる際は、歩行者や他の車両に気を配り、自身も安全な位置で待機してください。冷静な判断で二次被害を最小限に抑えましょう。

警察に連絡する

二次被害への対策が終わったら、速やかに警察に連絡しましょう。たとえ軽微な物損事故でも、法律で事故の届け出が義務付けられています。届け出を怠ると「当て逃げ」と見なされる可能性が高まります。

当て逃げには道路交通法が適用され、免停・危険防止措置義務違反・警察への通報義務違反などが適用されます。必ず110番に電話し、事故の日時、場所、状況を正確に伝えてください。

また、止まっている車に相手が乗っていない場合でも、警察への連絡は必須です。届け出を怠ると、後で保険の手続きや賠償問題が複雑になる可能性があります。

警察が到着したら、事故の経緯を正直に説明し、現場検証に協力しましょう。また、警察から発行される「交通事故証明書」は保険請求時に必要であるため、忘れずに受け取ってください。

相手の連絡先を控えておく

事故に相手がいる場合は、連絡先を交換しておきます。ぶつけた車の持ち主がその場にいる場合、氏名、電話番号、住所を確認してください。示談交渉で必要になる場合があります。

また、周囲に目撃者がいる場合は、その方の連絡先も控えておくとよいでしょう。目撃者の証言は事故の状況を証明する助けになります。冷静に対応し、必要な情報を漏れなく集めましょう。

その他にも、駐車場の設備や公道上の公共物を破損させてしまった場合は、所有者を調べて連絡します。ガードレールは国や地方公共団体などの道路管理者に、電柱は電力会社に連絡が必要です。

状況を記録する

相手の連絡先を控えた後、事故の状況を細かく記録します。スマートフォンで、損傷した車や現場の写真を撮影しましょう。衝突箇所が分かるように接写し、周囲の状況が把握できる広角の写真も撮ります。ぶつけた車の位置や道路の状態も記録しておくとよいでしょう。

さらに、事故の日時、場所、天候、道路状況、見通しの良し悪しをメモに残しましょう。これらの情報は、警察への説明や保険会社とのやり取りで重要な証拠となります。後で記憶が曖昧になると困るため、その場で正確に記録することが大切です。

丁寧に記録を残しておくことで、後の手続きがスムーズに進められます。

保険会社に連絡する

事故の状況を記録したら、次に保険会社に連絡しましょう。加入している任意保険の補償内容によっては、保険金を請求できます。緊急連絡先に電話し、事故の日時、場所、状況を伝えます。止まっている車にぶつけた場合は、相手の車の損傷程度や所有者の情報も報告しておきましょう。

保険会社は、賠償の手続きや修理の段取りをサポートしてくれます。連絡が遅れると保険金の支払いが滞る可能性があるため、できるだけ早く対応することが重要です。

また、警察への届け出が済んでいるか確認される場合もあるため、事前に準備しておきましょう。契約内容によっては自己負担額が発生することもあるため、その点も確認してください。

車をぶつけた時に警察を呼ばなかったら?

突然の事故の場合、気が動転してしまい、その場を立ち去ってしまうこともあるかもしれません。しかし、警察を呼ばずにその場を離れてしまうと、その後の展開が自分にとって非常に不利になってしまいます。

ここでは、車をぶつけたのに警察を呼ばずに立ち去った場合にどうなるのか、生じるリスクを具体的に解説します。

当て逃げやひき逃げとして罰せられるリスクがある

車をぶつけた際に警察を呼ばなかった場合、当て逃げやひき逃げとして罰せられるリスクがあります。たとえば、止まっている車に衝突し、そのまま立ち去ると「当て逃げ」に該当する可能性があります。

当て逃げは道路交通法違反で、1年以下の懲役または10万円以下の罰則が科される可能性があります。また、負傷者がいた場合に警察に報告しないと「ひき逃げ」となる可能性が高く、10年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則が課される恐れがあります。

軽い事故でも届け出義務があるため、自己判断で放置するのは非常に危険です。警察への連絡を怠ると、法的な責任に加え、保険の手続きにも支障が出るため注意が必要です。事故を起こした場合はその場から離れず、必ず報告を行うようにしましょう。

交通事故証明書が発行されない

警察を呼ばなかった場合、交通事故証明書が発行されません。この証明書は、保険会社に事故を報告し、賠償金を請求する際に必要です。たとえば、止まっている車にぶつけた場合、警察に届け出なければ事故の事実を正式に証明する書類が得られず、保険の手続きが進められないことがあります。

また、相手との示談交渉でも、証明書がないと事故の詳細を主張しづらいです。そのため、保険金を受け取れない、または遅れるリスクが生じます。

さらに、後でトラブルが起きた場合、警察の記録がないと責任の所在が曖昧になり、不利になる可能性もあります。

損害賠償金を請求できない

警察を呼ばなかった場合、損害賠償金を請求できない可能性があります。たとえば、警察から交通事故証明書を発行してもらっていないと、事故が起きたことを証明できません。交通事故証明書は公的な書類であるため、ない場合は保険会社が保険金を支払わないことがあります。

また、事故を起こした相手との交渉でも、正式な証明となる書類がないと責任を証明しづらく、請求が認められないリスクが高まります。後々のことを考えて、事故が起きたらすぐに警察に連絡しましょう。

車をぶつけた際の修理代の目安は?

車をぶつけた際にかかる修理代の目安は、部位やへこみの程度によって大きく変わります。ここではかかる見込みについて、車の部位ごとに具体的に解説していきます。

フロントの修理代

フロント部分をぶつけてしまった場合の修理代は、損傷の程度や車種によって異なりますが、一般的な目安として、バンパーの擦り傷なら3~5万円程度で済むことが多いです。しかし、バンパーが割れたり変形した場合は、交換が必要になり、5~15万円かかることもあります。

さらに、フロントガラスにひびが入ると、修理で1~3万円、交換なら10万円程度になる場合があります。また、ヘッドライトが破損すると、電球やカバーの交換などを合わせると約10万円前後が相場です。高級車や輸入車だと部品代が高騰し、修理費がさらに上がる傾向があります。

たとえば、国産車の軽自動車なら比較的安価ですが、外車だと倍以上になることもあります。損傷が複数箇所に及ぶ場合、合計で100万円を超えるケースもあるため、修理前に見積もりを取るようにしましょう。

側面の修理代

車の側面が損傷した場合も、修理代は損傷の範囲や車種によって異なります。たとえば、ドアに軽い擦り傷がついた場合、塗装や補修で1~5万円程度が目安です。

しかし、ドアがへこんだり変形したりすると、板金修理や部品交換が必要になり、5~10万円程度かかることがあります。また、サイドミラーが壊れた場合、交換費用は2~5万円程度ですが、電動式や高級車だとさらに高額になることもあります。

側面全体に傷が広がると、20万円を超える場合もあります。さらに、輸入車や高級車は部品代が高く、国産車より費用が上がる傾向があります。修理に出す前に損傷の状態を確認し、しっかりと見積もりを取るようにしましょう。

リアの修理代

車をぶつけてリアバンパーに傷がついた場合は、基本的には交換をする必要があります。費用は7~12万程度で修理日数は2~3日程度です。

また、テールランプが破損した場合、1個あたり2~3万円程度が相場ですが、車のランクが高くなると高額になることもあります。バックドアは車種によってはかなりへこみやすく、基本は交換です。交換の場合の費用は15万円程度で、板金塗装ができれば6万円程度で済むこともあります。

さらに、トランクがへこむと板金や交換が必要となるため、4~10万円程度かかることがあります。

ルーフの修理代

車をぶつけてルーフを損傷した場合も、修理代は修理方法や損傷の状態次第です。たとえば、ひょうやボールが落ちてできたような軽いへこみの場合は、塗装せずに直すデントリペアが適しています。この場合、1箇所あたり2万円程度が相場です。

しかし、大きな損傷でデントリペアが難しい場合、ルーフ本体の交換が必要になります。この際、フロントガラスの脱着などがともなうため、修理代は高額になることもあります。

こちらの記事では、板金修理の相場について解説しています。費用を抑えるポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

車の修理に車両保険を使う場合の注意点

車をぶつけた際の修理代が比較的少額なケースでは、車両保険の使用を慎重に考える必要があります。

たとえば、バンパーの軽い傷で修理代が数万円程度の場合、車両保険を使うこともできますが、翌年度の保険等級が下がります。あわせて事故有係数も適用されることになるため、保険料が値上がりし、その割増金額が修理代を上回る可能性があります。

また、現在の等級や契約内容によって割増分は大きく変動します。自費で修理代をまかなえるなら、保険を使わず支払った方がお得な場合もあります。車両保険を利用する前に、修理費と翌年度からの保険料上昇額をしっかり比較しましょう。経済的な選択をするために、事前に計算し、判断することが重要です。

ピッカーズでは、国産車・輸入車別に料金を掲載しています。キズの大きさや種類別に料金を確認できるため、ぜひあわせてご覧ください。

ぶつけた傷の修理をできる業者は?

車の事故で本体にへこみや傷ができた場合は、なるべく早めに修理に出しましょう。修理業者には、ガソリンスタンド、カーショップ、ディーラー、板金塗装業者の4種類があり、それぞれ特徴が異なります。

ガソリンスタンドやカーショップは全国展開していることが多く、手軽さやブランドに対する安心感があります。利便性が高いのがメリットですが、深い傷や難しい修理は断られる可能性があります。

一方で、ディーラーや板金塗装業者は難しい修理にも対応してくれますが、地域に根ざした業者が多く、技術も業者によって異なります。そのため、初めての依頼ではややハードルが高く感じるかもしれません。

軽度の傷を依頼する場合におすすめなのは、ガソリンスタンドやカーショップです。反対に、傷や損傷が大きい場合は、ディーラーや板金塗装業者がおすすめです。

ここではそれぞれの業者でどのような修理をしてくれるのかについて、詳細を解説します。

【軽度の傷の場合】ガソリンスタンド・カーショップ

車をぶつけてできた傷が軽度の場合、ガソリンスタンドやカーショップでの修理が便利です。たとえば、バンパーの擦り傷や小さなへこみなら、これらの場所で対応可能なケースが多いです。

ガソリンスタンドは、給油のついでに傷の修理について相談ができるのがメリットで、一部の店舗では併設型のリペアショップを設置し、簡易的な塗装や補修サービスを提供しています。費用は数万円程度が相場で、ディーラーより手軽かつ安価に済むのが魅力です。

また、カーショップも同様に軽度の傷に対応しており、カー用品店に併設された修理工場では、専門スタッフがタッチアップペイントや簡易板金を行います。こちらも費用は比較的安く、短時間で仕上がることが多いです。

ガソリンスタンドやカーショップでは簡易補修が主で、完璧な仕上がりを求めるなら不向きな場合もありますが、急ぎの修理が必要な場合や、費用を安く済ませたい場合におすすめです。

とくに、どちらも広域に展開している業者が多く、簡単にアクセスできるのがメリットです。事故の場合でも、傷の程度はそれほどひどくないことも多いため、まずはガソリンスタンドやカーショップで相談することをおすすめします。

ピッカーズでは、電話・ネットで無料見積もりの来店予約ができます。必要な基本情報を送信するだけで予約が可能ですので、ぜひご利用ください。

【重度の傷の場合】ディーラー・板金塗装工場

車をぶつけてできた傷が重度の場合、ディーラーや板金塗装工場での修理が適しています。たとえば、バンパーが大きく変形したり、ボディが深くへこんだりしたケースでは、専門的な技術と設備が必要です。

ディーラーは純正部品を使い、メーカー基準で修理を行うため、仕上がりの品質が高いです。費用は高額になりがちですが、車の価値を保ちたい場合や保証を重視する方に適しています。また、事故後の点検も徹底しており、内部損傷の見逃しを防げます。

板金塗装工場は、板金や塗装に特化した技術者が修理を行います。たとえば、傷の修理を相談した場合でも、柔軟な修理方法を提案してくれることが多いです。費用はディーラーと同じく比較的高額です。

一方で板金塗装工場は地域に根ざした経営をしているところが多く、費用は高額でありながらも、コストを抑えつつ高品質な仕上がりを提供することがあります。工場によって技術力に差があるため、依頼する場合は、口コミで評判のよいところを選ぶと安心です。

まとめ

車の事故を起こした場合は、その場で迅速に対応することが重要です。負傷者の確認を含めた周囲の安全の確保や警察への連絡、相手の連絡先の確認、保険会社との話し合いなど、やらなければならないことはたくさんありますが、落ち着いて対応しましょう。

また、車をぶつけた際の修理代は、事故の程度などによって変わります。依頼先や修理方法によっても価格は大きく変わるため、複数の業者から見積もりを取って決めましょう。

ピッカーズは、自動車のキズやへこみを修理する全国ネットワークの鈑金塗装会社です。ガソリンスタンドやカーショップ、整備工場などに併設型店舗をフランチャイズ展開しています。徹底したコストダウンによる手頃な料金だけでなく、お客様の愛車をスピーディに修理する高い技術が強みです。車のへこみや傷をできるだけ早く、お得に直したい方は、ぜひご相談ください。