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2025.07.29

雹害車の修理方法は?費用相場や保険についても解説

目 次

雹(ひょう)によって車が傷つき、広範囲にわたるへこみや傷の修理費用に不安を感じる方や、修理を依頼したあとに保険が適用されるかどうかが不安な方も少なくありません。また、小さな傷であれば自身で直したいと考える方もいるでしょう。

本記事では、雹害車をDIYで修理する方法に加え、専門業者に依頼した場合の修理内容と費用、保険を利用する際の注意点を解説します。さらに、雹による被害を防ぐための対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

雹害車の修理方法と費用|DIY

雹によって車体の金属部分がへこんでしまった場合は、修理業者への依頼が必要です。ただし、小さな傷や樹脂パーツにできた軽度のへこみであれば、自分で修理できるケースもあります。

ここでは、使用するアイテムごとにDIY修理の方法を紹介します。

コンパウンド

コンパウンドとは「研磨剤」のことで、車の表面の傷や汚れを磨いて目立たなくするアイテムです。液体タイプとペーストタイプがあり、水性や油性の種類もあります。粒子の粗さは商品によって異なるため、傷の状態や修理したい場所に合わせて適したタイプを選ぶ必要があります。

初めて使用する場合は、粒子サイズの異なるものがそろったセット商品がおすすめです。商品によっては拭き上げ用のウェスが付属していますが、ない場合はウェスやスポンジを用意しましょう。

傷を磨く際は、ウェスに適量のコンパウンドをつけ、傷に優しくなじませるように磨きましょう。力を入れすぎると塗装が傷み、表面の光沢や本来の色が変わってしまう恐れがあるため、慎重に作業します。

仕上がりに不安がある場合や、うまく傷を消せない場合は、無理せず修理業者に依頼しましょう。

タッチペン

タッチペン(タッチアップペイント)は、ペンタイプや刷毛付きキャップの塗料で、車のボディと同じ色の塗料を塗り込むことで、傷を目立たなくするアイテムです。小さな傷の応急処置として使用されます。

使用前には、車のボディの色に合った塗料を選ぶ必要があります。見た目が似ていても、実際の色が異なる場合があるため、購入前には必ず車のカラーナンバーの確認が必要です。

カラーナンバーは通常、ドアの開口部やエンジンルーム内に表示されています。不明な場合は、販売店やメーカーのカスタマーサポートセンターに問い合わせるとよいでしょう。

なお、ボディと同じ色を購入していても、経年劣化によってボディの色が変色している場合は色が合わないケースがあります。使用前には必ず紙に試し塗りをして、塗った色とボディの色が合っているかチェックしましょう。

色が一致することを確認できたら、傷の周辺をアルコールなどで拭いて汚れや油分を取り除き、軽く塗り重ねていきます。経年劣化でボディの色に合うものが用意できない場合や、仕上がりに自信がない場合は、修理業者への依頼を検討してください。

ドライヤーやバキュームリフター

車の樹脂パーツにできたへこみは、ドライヤーとバキュームリフターを使って修復できる場合があります。バキュームリフターとは、取っ手のついていないものを真空吸着させて、運搬や引き上げに使う道具です。

まず、ドライヤーの温風をへこみに均等に当ててバンパーなどの樹脂パーツをやわらかくします。加熱しすぎると樹脂が変形したり溶けたりする可能性があるため、加減に注意してください。パーツがやわらかくなったら、バキュームリフターをへこみに吸着させ、手前に引いて元の形に戻します。

へこみの程度によっては一度で戻らないこともあり、数回に分けて引き上げる必要があります。また、気温が低い日やパーツが熱い場合は効果が出にくいことがあります。

この方法は比較的簡単に試せる一方で、金属製のパーツには適していません。金属パーツのへこみはドライヤーで対応できないため、修理業者への依頼が必要です。

雹害車の修理方法と費用|修理業者

雹による車のへこみは、ダメージの程度によって適した修理方法が異なります。小規模なへこみであれば「デントリペア」が適しており、損傷が広範囲にわたる場合は「板金塗装」による修復が必要です。それでも修復が難しい場合は「パーツ交換」が必要になるケースもあります。

ここでは、それぞれの修理方法と費用の目安を解説します。

デントリペア

デントリペアとは、専用のデントツールを使い、車の塗装を剥がさずにへこみを修理する方法です。費用を抑えられ、短時間で完了する点が大きなメリットです。塗装に損傷がない、小さなへこみに適しています。

修復の際は、車体の裏側からデントツールでへこみ部分をミリ単位で押し戻し、元の形状に近づけます。

ただし、以下のようなケースではデントリペアは適していません。

●デントツールが届かない構造部位
●10cm以上の大きなへこみ
●塗装が剥がれている、またはひび割れている
●樹脂パーツの損傷

これらの場合は板金塗装やパーツ交換など、別の修理方法を検討する必要があります。

修理費用は、へこみが5cm以下の場合で約1〜2万円が目安です。デントリペアは1か所ごとの料金設定が多いため、へこみの数が多いと費用がかさむ可能性があります。あらかじめ見積もりを取り、トータルコストを確認しておくと安心です。

また、修理技術者の技量によって仕上がりに差が出るため、実績や評判を確認したうえで業者を選びましょう。

板金塗装

板金塗装は、傷やへこみのある箇所の塗装を剥がし、板金作業で形を整えたうえで再塗装する修理方法です。傷やへこみが広範囲にわたる場合や、塗装にひび割れや剥がれが生じている場合に適しています。

デントリペアと比べて、5cm以下の小さなへこみでも約3〜6万円の費用がかかり、修理に数日かかる時があります。費用と時間はかかりますが、広範囲の損傷に対応できる点が強みです。

また、色合わせの技術や塗装の均一さも仕上がりに大きく影響します。とくに、濃色やパール系のボディカラーは色ムラが目立ちやすいため、高い塗装技術が求められます。

板金塗装も、修理技術者の腕によって仕上がりに差がでるため、経験と技術力のある業者を選ぶのが大切です。

こちらの記事では、板金修理の相場について解説しています。費用を抑えるポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

パーツ交換

パーツ交換は、損傷した部品を丸ごと新しいものに交換する方法です。傷やへこみが何十箇所にも及ぶような広範囲の場合や、板金塗装で対応できない深刻な損傷がある場合に適しています。一つひとつを修理するよりも、部品を丸ごと交換した方が結果的に費用を抑えられる場合もあります。

費用は通常2~10万円以上かかりますが、車種や交換する部品によっては100万円以上かかることもあります。交換にかかる時間は業者やパーツによって異なりますが、重度な損傷の場合は2〜3週間程度かかることもあります。

ただし、ルーフパネル、ピラー、インサイドパネルのように、車体フレームと接着している部品を交換する際は注意が必要です。こうした部品を交換すると、車のフレームに修復歴がつくため、将来的な査定額に大きく影響する可能性があります。

そのため、これらの箇所が損傷した場合は、パーツ交換の前に、デントリペアや板金塗装で修復できないか確かめましょう。

車両保険の使用可否と注意点

雹害による損傷は車両保険で補償されますが、保険を使うと翌年度の保険料が上がるなどのデメリットが生じます。保険を使う前に、契約内容や補償条件を事前に確認しておく必要があります。

以下では、雹害が補償される理由と、保険を使う際に知っておきたい注意点を解説します。

車両保険は使用可能

車両保険には、補償範囲が広い「一般型」と、保険料が安い代わりに補償内容が限定される「エコノミー型」があります。雹による損害は、保険約款の「飛来中または落下中の他物との衝突」に該当するため、どちらのタイプでも補償対象です。

ただし、免責金額(自己負担額)を設定していた場合、修理費用から設定した免責金額を差し引いた金額が支払われます。たとえば、免責金額を10万円に設定していて修理に15万円かかった場合、保険金として支払われるのは差額の5万円です。修理費が免責金額を下回る場合は、保険金の支払いはありません。

損傷が大きく、修理費用が車両保険金額を超えると「全損」扱いとなり、契約時に設定した車両保険金額の上限が支払われます。車両保険金額は、契約時の車の時価額を基準に設定されています。

さらに、車両全損時臨時費用として、保険金額の10%(上限20万円)も支払われます。

車両保険の注意点

雹害で車両保険を利用する際は、次の3つの点に注意が必要です。

●翌年度の等級が下がる
●免責金額の設定に気を付ける
●補償対象外のケースを把握する

それぞれの内容を詳しく解説します。

翌年度の等級が下がる

雹害でも車両保険を使うと、翌年度は1等級下がり、事故有係数適用期間が1年加算されます。事故有係数適用期間とは、保険料が高くなる期間のことです。

つまり、等級が下がると割引率が減少し、さらに事故有係数による割増が加わるため、翌年度の保険料が大きく上がる可能性があります。修理費用が少額で済む場合は、保険を使わずに自己負担で支払った方が、結果的に安くなるケースもあります。

保険の利用を迷う時は、加入している保険会社のカスタマーセンターや、契約代理店に相談し、メリットとデメリットを比較したうえで判断すると安心です。

免責金額の設定に気を付ける

免責金額を設定している場合、支払われる保険金は修理代から免責金額を差し引いた金額になります。たとえば、修理代が8万円で免責金額が5万円の場合、支払われる保険金は3万円です。

修理代が免責金額を下回ると、保険金は支払われません。免責額を引いた保険金を受け取る場合と、保険を利用して翌年度の保険料が上がる場合を比較し、どちらが得かをよく検討してから申請を判断しましょう。

補償対象外のケースを把握する

車両保険はすべての損害に対応しているわけではありません。保険を使う前に、損害の原因が補償の対象かどうかを確認する必要があります。

雹による被害は補償されますが、火山の噴火で落下した石による損傷は補償の対象外となるのが一般的です。一方、隕石の落下による損害は雹と同じく「落下物」に分類され、補償対象となります。

また、地震が原因の損害も補償の対象外です。このように、自然災害の内容によって補償可否が変わるため、保険を使う前に契約内容を確認しましょう。

雹による被害から車を守る方法

車両保険で補償されるとはいえ、翌年度の保険料が上がるため、できるだけ雹害から車を守ることが大切です。ここでは、雹害から車を守る方法を4つ紹介します。

屋根がある駐車場に避難する

運転中に雹やあられが降り始めたら、できるだけ早く屋根付きの駐車場へ避難しましょう。雹は、積乱雲(入道雲)のなかで形成された氷の粒が、上昇気流によって空中にとどまりながら成長し、やがて落下してくる現象です。

積乱雲が発達しづらい冬は、雹の発生が比較的少ない時期です。夏は積乱雲が発達しやすい一方で、上空の気温が高く氷が溶けやすいため、雹が降る頻度はそれほど多くありません。

とくに注意すべきなのは、地上の気温が高く、上空の気温が低い春や秋です。雷注意報が出ていたり「大気の状態が不安定」「竜巻などの激しい突風」といった表現が天気予報で使われている場合は、できる限り外出を控えましょう

雹による冠水に気を付ける

雹が降る時は、激しい雨をともなうことが多く、道路の冠水にも注意が必要です。雨と一緒に木の枝や落ち葉、ゴミなどが排水溝に流れ込み、詰まってしまうと短時間で道路が冠水する恐れがあります。

運転中に冠水した道路に差しかかると、車が立ち往生する可能性があります。雹が降り始めたら、できるだけ早く屋根のある駐車場へ避難させましょう。近くに駐車場が見つからない場合は、周囲の交通に注意しながら速度を落とし、道路の左側に寄せて停車し、ハザードランプを点灯させて安全を確保します。

また、雹が降る可能性がある日は運転を控えるのが理想です。やむを得ず運転する場合は、事前にハザードマップを確認し、冠水のリスクが高いエリアを避けるようにしましょう。

カーポートを設置する

自宅の駐車場に屋根がない場合は、カーポートの設置によって雹害を防ぎやすくなります。カーポートとは、屋根と柱だけで構成され、壁がない車庫のことです。雹だけでなく、鳥の糞や紫外線などからも車を守れるため、洗車の回数を減らせたり、雨の日でも傘を差さずに乗り降りできたりする利点があります。

一方で、スペースが限られている駐車場では柱が邪魔になり、駐車が難しくなる場合があります。また、設置には一定の費用がかかるため、メリットとデメリットを比較しながら慎重に検討しましょう。

毛布や厚手のボディカバーで保護する

自宅の駐車場に屋根がない場合は、雹が降ってきた際に毛布や厚手のボディカバーを使って車を保護しましょう。雹が当たらないよう、作業時は十分に注意しましょう。

また、屋根付きの駐車場でも、雹の勢いが強かったり粒が大きかったりすると、屋根を突き破る恐れがあります。万が一に備えて、毛布やカバーで車を覆っておくと安心です。

雹害車の修理はまずはご相談から雹害車の修理ならピッカーズにお任せ

雹害車の修理は、ボンネットやルーフなどの平面部分となるため、修理よりも交換するケースが一般的な対応です。まずは、修理が可能かを相談することをおすすめします。

ピッカーズでも雹害車の修理についてご相談を承りますので、お気軽にご相談ください。

ピッカーズが修理費用を抑えられる最大の理由は、無駄を省いた部分補修の技術にあります。一般的な修理では、ドア1枚の小さなキズであっても、ドア全体やその周辺まで塗装することが多く、結果的に時間も費用もかかってしまいます。

一方ピッカーズでは、キズのある「その部分だけ」をピンポイントで補修するため、効率的で低コストな修理が可能です。

また、使用する塗料や工具にも徹底的にこだわっています。たとえば、乾きの早い高性能な塗料やパテ、塗布時の無駄を抑えるスプレーガンなどを使用しています。これにより、作業時間の短縮とコスト削減を両立し、高品質な仕上がりを実現しています。

さらに、修理はすべて自社工場で行っているため、中間マージンが発生しません。そのため、他の修理業者よりもリーズナブルな価格でご提供することが可能です。

修理についても、職人の技量や経験に頼るのではなく、すべての作業工程をマニュアル化しています。たとえば塗装を乾かす際には、ボディ表面の温度をデジタルで測定し「60℃で10分」など細かく数値管理しています。これにより、どの技術者が対応しても均一で安定した仕上がりをご提供しています。

クルマのキズ・へこみを、なるべく早く、キレイに、そしてお得に直したい方は、ぜひピッカーズにご相談ください。

ピッカーズの板金修理の料金はこちらからご覧ください。

まとめ

雹による車の被害を防ぐには、事前の対策が欠かせません。とくに、春や秋に雷雨の予報が出ていたり、大気の乱れ、竜巻といった気象情報が出ていたりする時には、運転を控えることが大切です。

運転中に雹が降り始めたら、速やかに屋根のある駐車場に避難してください。自宅の駐車場に屋根がない場合は、カーポートの設置を検討するか、毛布や厚手のボディカバーで車を保護しましょう。

雹害による車の修理はぜひピッカーズにご相談ください。ピッカーズは全国に1,400店舗以上を展開しており、ガソリンスタンドやカー用品店を中心にフランチャイズ展開しています。お近くの店舗で手軽にご利用いただけます。

「早く・キレイに・安く」をモットーに、高品質な修理サービスを提供しています。ネットまたはお電話から、簡単にご予約・お見積もりが可能です。ぜひお気軽にご利用ください。